LINE株式会社は、新たな法人向けマーケティングソリューションとして、「LINE」アプリのトークリスト最上部に動画広告を配信できるサービス「Talk Head View」の正式提供を開始した。
驚愕のリーチ力
同社は2019年より、LINEのトークリスト最上部の枠にトークリストと同じ形式のニュース記事や天気予報、路線情報、商品広告などを表示する広告配信サービス「Smart Channel」を提供してきた。
月間アクティブユーザー(MAU)8,200万人以上(2019年9月末時点)を誇るLINEアプリのトークリストはユーザーの多くが訪れるため、大規模なプロモーションに活用でき、多くの広告主が利用している。
このたび、「Smart Channel」と同じ枠にて、動画広告を配信する新サービス「Talk Head View」の提供を開始。配信は1日1社限定で、表示された静止画広告をユーザーがタップすることでエキスパンドされた動画広告が再生するというものだ。なお、同サービスは、2019年7月~12月の期間に先行提供されており、24時間で5,000万人以上のLINEユーザーへリーチし、15歳~29歳のユーザーにおいては90%以上のリーチを実現した。
ターゲティング配信とブランドリフト調査
同サービスはLINEアプリの中でも最もアクセス数の多いトーク画面に掲載することで、大きなリーチ力を発揮し、静止画をタップすることで、より広い枠で動画を再生できるのが特徴だ。また、配信するターゲットはすべてのユーザーのほか、性別の指定、ユーザーの半数だけに表示するターゲティング配信も選択できる。
さらに、連携する調査会社によるブランドリフト調査を利用できるのも魅力的。広告主は自社の動画広告に接触したユーザーと接触していないユーザーの割合を比較し、接触したユーザーのブランド認知や購買意欲がどの程度向上したのかを知り得るため、以降のマーケティングに活かせるだろう。
動画広告掲載にはまず問い合わせ、企業・商材の審査を受ける。通過すれば、任意で出稿希望日の仮押さえができ、仮押さえをした場合に限り、原稿での審査を利用可能。その後、原稿の本審査を経て配信に至るという流れだ。
同社は、今後もさまざまなメニュー提供やプラットフォームの改善を継続的に実現することで、企業とユーザー双方に価値ある情報接点を提供し、コミュニケーションインフラとして多様な活用の可能性を広げていくとのこと。
- Original:https://techable.jp/archives/115348
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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