アウトドアブランドには名作リュックが多く、名称も含めて認知度が高いのも特徴。そのため、どのブランドの何を持つのがカッコイイのかというイメージがつきやすい。そして、選んだブランドにこだわりを感じてしまうものです。また感度の高い人たちがこぞって背負っているのも、アウトドアブランドの名作と言われるリュックだったりします。
アウトドア、ビジネス、カジュアルとライフスタイルの垣根がなくなっている今、機能性が高く使いやすいということでリュックに行き着くのは当然なのかもしれません。そんな、持っていたらおしゃれなアウトドアブランドの定番リュックを5アイテム紹介します。
■Y字でおなじみのミステリーランチはONにも最適
ミステリーランチ
「アーバンアサルト24」(2万5300円)
このY字のデザイン、見たことありませんか? 2000年にアメリカで誕生したミステリーランチ。ミリタリーやアルパインなど過酷な環境で使えるバックパックを作り、そのノウハウを一般ユーザー向けモデルにも反映させることで、コアなファンを多く獲得しましたブランド。
そして、元々あったミリタリー系のモデルをシンプルにし、ブランドのアイコンであるY字ファスナーの使いやすさを際立たせたのが「アーバンアサルト」。日本からの声で誕生したモデルで、今では定番バッグとして人気になりました。それをさらに進化させたのが、この「アーバンアサルト24」になります。ペットボトルや傘が収納できるサイドポケットなど、今までにはないディテールが特徴です。
背中側には、メインの荷室からは独立させPCが入るコンパートメントを追加。500デニールのコーデュラナイロンは耐摩耗性に優れ、撥水性も高い。また止水ファスナーが使われているなど、雨天時にも心強い仕様になっています。
<SPEC>
ミステリーランチ
「アーバンアサルト24」(2万5300円)
15インチPC対応
サイズ:W29×H51×D23cm
>> ミステリーランチ
■デイパックという名前が広がるきっかけになった超定番バッグ
グレゴリー
「デイパック」(2万2000円)
男性に限らず女性からも人気のグレゴリー。中でも最も定番モデルといえば、やはり「デイパック」。“デイパック”という言葉が広がるきっかけにもなった名品です。
変わらないデザインは90年代を学生として過ごした世代にはエモーショナルなバッグかもしれません。当時、お金がなくて憧れていた人にも、今なおオススメできるのは、高パフォーマンスの背負い心地を提供し続けてくれているからです。
「1日分の荷物にちょうどイイ」という名前の由来のとおり、持ち物のミニマリズム化が進む中でも、軽くて大きすぎないちょうどイイサイズ感です。
人間工学に基づいたショルダーストラップの背負い心地は抜群で、その快適さから“バッグ界のロールスロイス”と証されるほど。耐久性の高いEVAショルダーストラップ使用し、フィット感、耐久性、機能性と常に進化し続けています。
<SPEC>
グレゴリー
「デイパック」(2万2000円)
15インチPC対応
サイズ:W40×H45.5×D16.5cm
重さ:645g
>> グレゴリー
■ホグロフスの名作をX-Pacでアップデート
ホグロフス
「タイトVX」(2万8600円)
1914年、スウェーデンで誕生したホグロフス。創業者の手縫いのバックパックから始まったブランドは、いまやスウェーデンを代表するアウトドアブランドです。そんなホグロフスのベストセラーアイテムとしてアイコニックな存在なのが、1993年に発表した「タイト」。抜群のフィット感を誇り、世界的なヒットを記録しました。
そして「タイト」をラグジュアリーパックとして現代風に一新したのが、この「タイト VX」になります。耐摩耗性が高く人気の素材“X-Pac”を使用し、パッド付きのラップトップポケットが付くなど、デイリーユースでも使いやすいモダンかつクラシカルなバックパックにリバイバルされました。
X-Pacは高強度と防水性に加えて軽さもあるため、ここ最近では最もヒットした素材です。また底部には上品なツヤを放つ鞣し革を使用。ハイブリッドな表情がラグジュアリー感とアーバン感をアップし、大人の男性が使いやすいモデルに仕上がっています。
<SPEC>
ホグロフス
「タイトVX」(2万8600円)
15インチPC対応
サイズ:W34.5×H49.5×D20
重さ:930g
>> ホグロフス
■見た目はシンプルだけど実は機能的!
ザ ・ノース・フェイス
「BCヒューズボックス2」(1万7600円)
唯一無二のデザインが目を引く「BCヒューズボックス2」。ザ ・ノース・フェイスの中でもロングセラーアイテムのひとつで、高い人気を誇ります。そのため街で見掛けることも多いかもしれません。それぐらいこのバッグには欲しくなる魅力があるんです。
以前からまったく同じではなく、しっかりとアップデートは続けられていて、新作は取り外しインナーオーガナイザーを備え背負い心地に改良を加えるなど、現代的な使いやすさに。素材は摩擦強度と耐水性に優れるTPEファブリックラミネートポリエステルを採用し、休みやレジャーでの使用だけでなくカジュアルワーカーにも使いやすくなっています。
内部には15インチのPCを収納できるスリーブを装備。外見からはシンプル内装とイメージしてしまいますが、ビジネスでも使える実用性を兼ね備えています。水平オープンのファスナーは中身が取り出しやすく、書類だけでなく洋服などの大きいもの整理にも向いています。
<SPEC>
ザ ・ノース・フェイス
「BCヒューズボックス2」(1万7600円)
15インチPC対応
サイズ:W33×H46×D15
重さ:1180g
>> ザ・ノース・フェイス
■20年を経てアップデートされた超名作
アークテリクス
「アロー22バックパック」( 2万9700円)
1989年にカナダで誕生、昨年で30周年を迎えたアークテリクス。数あるラインナップの中でもアイコンとして20年にわたって人気を集めている「アロー22」を再設計したのが「アロー22バックパック」。パッド入りの15インチPCスリーブを設置し、バックパネルはより快適に背負えるように進化させることで、ビジネス使いもしやすくなっています。
元々の高い収納力に加え、止水ファスナーや耐候性の高い素材を使用するなど防水性に優れた高機能さはアークテリクスならでは。常に新しい素材に挑戦し快適さを追求する姿勢は、高く過酷な山に挑戦するアルピニストさながらです。
それでいて先進的なデザインは都会の服装にも合わせやすく、アウトドアからアーバンスタイルまで幅広く取り入れられるのも人気の理由。おしゃれな人が持ってるイメージも人気を後押ししてくれています。
ペットボトルや小物などを収納可能なサイドポケットも、耐久性に優れた伸縮性のあるメッシュ素材にアップデート。人間工学に基づいて設計されたシルエットは、荷物を入れた時に重心が自然と上に来るように設計されています。アルピニストに愛される背負い心地は試してみる価値ありです。
<SPEC>
アークテリクス
「アロー22バックパック」(2万9700円)
15インチPC対応
サイズ:W33×H51×D17.5cm(編集調べ)
重さ:1030g
>> アークテリクス
(取材・文/宇田川雄一 写真/田口陽介)
- Original:https://www.goodspress.jp/features/276519/
- Source:&GP
- Author:&GP
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