iPhone SE 2の生産、コロナウィルスで遅延の可能性も

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廉価版iPhoneであるiPhone SE 2もしくはiPhone9の生産が2月に開始される見込みと以前報じられましたが、中国で猛威を振るう新型コロナウイルスがデバイス生産に影響を及ぼす可能性がある、と米Bloombergが報じています。

サプライチェーンが影響を受けないとは考えにくい

AppleのiPhoneの多くは、中国・鄭州市のFoxconn生産施設と、上海市近郊のPegatron工場で組み立てが行われています。どちらの施設も、武漢市からは500キロ以上離れたところに位置していますが、Bloombergのガーマン氏は「距離によって影響が抑えられるというわけではない」とコメントしています。
 
「サプライチェーンがまったく影響を受けないという状況を想像にしくい」と、Moor Insights & Strategyの産業アナリスト、パトリック・ムーアヘッド氏は述べています。「原材料、製造、組み立て、テスト、出荷のいずれかに大きな妨げが起きれば、生産遅延につながる」

iPhone SE 2は2月第3週から生産開始予定

Appleは毎年9月にフラッグシップ機を発売しますが、今年は早ければ3月にもiPhone SEの後継機の販売が開始されると噂されています。「iPhone SE 2もしくはiPhone9の生産がコロナウィルスの影響を受ける可能性はより高い」とガーマン氏は述べています。
 
Nikkei Asian Reviewも、複数の関係者から得た情報として、iPhone SE 2の量産は2月の第3週から開始される予定であるものの、コロナウィルスによってスケジュールに遅れが出る可能性を指摘しています。
 
Foxconnは、「全世界の生産義務を果たすために対策を講じている」とコメントしています。
 
Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、コロナウィルス対策支援に対してAppleが寄付を行う意向を明らかにしています。
 
 
Source:Bloomberg via MacRumors
Photo:iGeeksBlog
(lexi)


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