SpaceXが4回目となるStarlink衛星打ち上げに成功した。Starlink衛星は、今回の60基が加わり240基に。前回の打ち上げが東部標準時1月6日の夜に行われ、その約22日半後(1月29日午前9時6分)の打ち上げとなった。
フロリダ州ケープカナベラルから、3回目の再利用となるFalcon 9ロケットによって打ち上げられた衛星60基は、約1時間後に予定通り配備開始されている。
・フェアリングの回収は半パーツのみ成功
Ms. Tree caught a fairing half – our third successful catch! pic.twitter.com/VJU8asg4gS
— SpaceX (@SpaceX) January 29, 2020
いつものことながらFalcon 9ロケットの1段目(ブースター)の回収もうまくいき、船上着陸プラットフォーム「Of Course I Still Love You」へのきれいな着陸で拍手が上がった。
ペイロードを保護する目的のカバー(フェアリング)の回収も計画していたが、これについては半パーツのみの成功だったようだ。
回収船「Ms. Tree」と「Ms. Chief」がネットを貼って海上で待機。「Ms. Tree」はしっかりフェアリングをキャッチしたものの、残りの半パーツを担当する「Ms. Chief」のほうの回収はうまくいかなかった。
・Starlinkネットワークは240基に
Liftoff! pic.twitter.com/rFRtJuTXFL
— SpaceX (@SpaceX) January 29, 2020
SpaceXは、2020年中の衛星インターネットサービス開始を目指しており、そのためには最小のカバレッジでも400基の衛星が必要になるという。今回の打ち上げで240基に達したStarlink衛星だが、同じペースでいくと最低あと3回の打ち上げが必要ということになる。
僻地へのネット接続が可能になることで、世界中をカバーできる衛星インターネットだが、SpaceXが中程度のカバレッジでは800基の衛星を用意しなければならず、打ち上げペースを速めている。
- Original:https://techable.jp/archives/116119
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:YamadaYoji
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