再配達なしで荷物を受け取れる「TODOCU」、全国展開へ!

先日、日本郵政とアメーバエナジーによる配達ロボットの実験映像を目にした。現在、再配達問題は社会的な課題となっており、多くの企業が課題解決の方法を模索中である。

そんな中207株式会社は、2019年10月に、再配達いらずで荷物を受け取ることができるサービス「TODOCU」の提供を東京の一部地域で開始し、2020年2月より全国で提供すると発表した。

配送前のコミュニケーション

「再配達のムダをなくすこと」をコンセプトとした同サービスは、荷物を在宅中に確実に受け取れ、不在時には置き配などを依頼できる国内初のサービスだ。東京都の一部地域(品川区・目黒区・大田区)にて提供されていたが、2020年2月より全国で利用可能となる。

荷物受け取り主は、配送員が利用するTODOCUシステムから受け取り主に送信されるSMSメッセージより専用ページにアクセスし、在宅・不在、帰宅予定時間、置き配依頼を回答、返信することが可能。配送員は回答を参考に効率的な配達ができるのだ。なお、受け取り主が配送員に回答・返信するときにはアカウント登録は不要とのこと。

アプリ登録でさらに便利に

そうは言っても、配送員からのメッセージを開き、専用ページへアクセスし、わざわざ回答するのが面倒だという人もいるだろう。そういう場合は、受け取り主向けのTODOCUアプリが便利そうだ。

同アプリに登録すると、自動で在宅時の荷物の受け取り、置き配を標準設定に指定することができ、回答・送信の手間を省ける。同アプリに住所を登録後、位置情報をオンにすると、配送員に在宅か不在かを自動で知らせてくれる仕組みだ。位置情報を知らせることに抵抗がある人は、プッシュ通知を受け取り、在宅情報や配送方法を知らせることもできるとのこと。

現在の再配達率は約16%であり、年間9万人分の労働力がムダになっていると言われている。また、再配達により年間42万トンもの二酸化炭素が排出され、環境問題としても見過ごせない状況だという。

同社は、配送員向けの配送効率化アプリ「TODOCUサポーター」の提供を全国へと拡大し、宅配便の配送効率化、社会的課題および環境問題解決へ貢献していくとしている。

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