Foxconn、中国国内の生産施設の再稼働予定に関する報道内容を否定


 
Foxconnは現地時間の2月13日、同社が2月中の中国国内の生産施設の再稼再開率50%を目指しているとの報道内容を否定したことが明らかになりました。

Foxconnは追加情報を提供せず

Reutersは12日、Foxconnは2月末までに中国国内の生産施設の稼働再開率50%を目指しており、3月中に生産能力の80%までの回復を目標にしている、と報じました。
 
この報道に関して、Foxconnは13日の台北株式市場での声明において、内容は事実ではないと否定したことがわかりました。なお、Foxconnからの報道内容の修正要求はなく、追加情報の提供もなかったと伝えられています。

Foxconnは営業再開に苦心している?

中国・武漢市を中心として猛威をふるっている新型コロナウイルスですが、デバイス生産への影響を当初否定していたFoxconnにも影を落とし始めています。
 
Foxconnは中国の旧正月である春節後の2月10日から全面的な生産施設の再稼働を予定していましたが、当日に出勤した従業員数は約16,000名で、生産能力の10%未満にとどまったと報じられました。
 
Appleサプライヤーに独自の情報網を持つアナリストのミンチー・クオ氏は、現地時間2月9日付けのメモで、Apple主要サプライヤーの工場に従業員が戻ってきていない、と報告しています。

iPhone12の生産にも影響か

台湾メディアDigiTimesは、iPhone12の6月の製造開始は難しいだろう、と報じており、9月のデバイス発表の後、供給量が当面限られる可能性が浮上しました。
 
iPhone11、iPhone11 Proの組み立てが行われているFoxconnの鄭州市の生産施設は現在も閉鎖されたままであるとされており、いまだ先の見えない状況が続いています。
 
Appleも、感染症拡大防止のため、2月10日の中国国内のApple Storeの営業再開を見送っています。
 
 
Source:AppleInsider
Photo:Nadkachna/Wikimedia Commons
(lexi)


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