将棋をテーマにしたマンガや映画がヒットし、興味を持った人も多いのでは? 若手の棋士の活躍も目立つ昨今は、実際に将棋人口も増加しているそうです。
ところで、将棋の対局のときに真ん中に置かれ、持ち時間を計測しているあの置時計、気になりませんか?
セイコーから出ていた「対局用時計」は、実は2011年に終売となっていたのですが、昨今の将棋人気という後押しを受け、3月19日に復刻発売されます。その名も「対局」(1万3200円)。もちろん「日本将棋連盟」の推薦付きです。
「対局」は、将棋・囲碁・チェスなどのボードゲームの持ち時間計測に便利な置き時計。特徴はやはり、そのスッキリとした機能美。できるかぎりシンプルに、迷わない操作性を重視しています。文字板は、読み取りやすさを最重視! 装飾を廃し、シンプルで明瞭な目盛りと数字を最適に配置しています。
加えて、針にも工夫が凝らされています。注目ポイントは、先端を尖らせ、 かつ文字板側に曲げた分針の形状。対局中は、斜めから時計を見ることになりますが、この分針なら針の先端が文字板に近づくので、針の指す位置が明確にわかるのです。
さらに、秒車にも工夫があり、十字型の稜線を設けているので、どちらの時計が動いているかが光の反射で瞬時に分かるようになっています。
▲(左)1982年発売のオリジナルモデル(右)1985年発売の後継モデル
1982年発売のオリジナルモデル、 そして1985年発売の後継モデルのデザインを踏襲したクラシックな見た目も魅力的。もちろん復刻にあたっては改良点も! 本体裏面の電池残量表示は、LEDの点灯色で交換時期を知らせする仕様に変更されています。
あくまで主役は棋士とでも言いたげな、控えめな自己主張が美しい「対局」。将棋や囲碁だけでなく、対戦ボードゲームが好きな人にもおすすめです。
>> SEIKO「対局」
(文/&GP編集部)
- Original:https://www.goodspress.jp/news/280849/
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- Author:&GP
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