ホテル×住まいのサブスク住居「unito」がスタート!外泊した分の家賃は差し引き

不動産の企画・運営を手がける株式会社Unitoは、このたび株式会社ガイアックスなどによる第三者割当増資、日本政策金融公庫などからのデットファイナンスを合わせ、総額約7000万円の資金調達を実施した。

これまでにスカイライトコンサルティング株式会社、個人投資家などから約4500万円の資金調達を行っており、累計調達総額は約1.2億円に達している。

また、同社は外泊したら家賃が安くなる日本初のサービス「unito(ユニット)」のサービスサイトをオープンした。

・ミレニアル世代に向けた新しい暮らしを提案

「unito」運営元の株式会社Unitoは、「暮らしの最適化の追求」をビジョンとして掲げるLiving Tech会社。外泊するほど安く住めるサブスクリプション住居「unito」をはじめ、ミレニアル世代に向けた新しい暮らしを提案している。

サブスクリプション住居「unito」とは、“家に住む”と“ホテルに泊まる”を融合したような住まいのかたち。ホテルに泊まる気軽な感覚で住むことができる。

「unito」の物件は、東京23区内の山手線の内側を中心に展開する予定で、時間を最大限有意義に使いたいミレニアル世代が求める都会暮らしを実現する。

オフィスから徒歩圏内、あるいは自転車通勤できる場所に住むことにより、通勤時の満員電車を回避できるほか、始業前や就業後の時間に余裕が生まれ、生産性の向上が見込める。

・住民が外泊するときは、部屋がホテルにチェンジ

都会暮らしに最適化して独自開発した「ユニットハウス」という部屋になっていて、多くの備品をシェアすることにより、内装はとてもシンプルになっている。

部屋には、衣服が仕舞えるスペースやハンガーラックなどの必要な収納を用意。また、施設にはコンシェルジュが常駐し、郵便代行・洗濯代行を依頼できるほか、住民が外泊中に部屋をクリーニングするサービスもある。ユニークなのが、住民が部屋を不在するときにホテルに変わるシステム。ホテルとしてゲストが宿泊した部屋は、貸し出す前よりも綺麗に清掃して返す仕組みだ。

共用部には作業用のコワーキングスペースや、コミュニティメンバーと交流するためのリビングスペース、ランドリー、無人コンビニ、シェア自転車なども設置する。

また、“自分が住んだ分だけ家賃を支払う料金システム”を採用しており、外泊した際にはその分の家賃がかからない「Re-rent」という日本初の料金体系が大きな特徴だ。

外泊は「unito」のアプリケーションからワンタップで申請ができ、日数分の家賃が差し引かれる。アプリケーションは現在のところiOS版のみで、2020年3月より提供開始する。

第1号店となる「unito Chiyoda」は、東京都千代田区東神田に2020年3月オープン予定だ。まさにホテルに宿泊するように暮らせる「unito」は、出張などで外泊が多いライフスタイルの人には、非常に合理的で利用しやすいサービスだろう。

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