Samsung、LG Displayに続き、iPhone向け有機EL(OLED)サプライヤーとなるべく、中国BOEが有機EL(OLED)生産工場に新たな投資を行ったことがわかりました。韓国メディアET Newsが報じています。
現在はSamsungとLGが供給
同メディアが関係筋から得た情報によると、BOEはApple専用のOLEDモジュール生産ラインを設置するために投資を行い、四川省に位置する同社の「B11 OLED」工場内に、新たに10のモジュールラインを建設する計画とのことです。
スマートフォン向けOLED市場ではSamsungが圧倒的なシェアを占めており、iPhone用OLEDディスプレイについても、当初はSamsungが独占的に供給していました。しかしサプライヤーを1社に絞ると、不測の事態が発生した場合のリスクが高まるほか、金額交渉が難しくなりコスト高につながります。
その後LG DisplayがAppleに対しOLEDの供給を開始し、iPhone11シリーズ向けでは全体の10%を供給しているといわれています。
新ライン建設はAppleからの受注が目的
BOEは2017年頃から、iPhone向けOLEDサプライヤーとなるべく名乗りを上げていたものの、Appleの求める水準に到達できずにいました。
ET Newsによれば、今回のOLED工場への投資はAppleとの契約締結を意味するものではなく、OLEDの品質を上げ、Appleから受注を獲得するためのもののようです。
BOEがSamsung、LGに続く第3のiPhone向けOLEDサプライヤーとなるのか、業界の注目が集まっています。
Source:ET News via 9to5Mac
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-275632/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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