米国のオンデマンド型フードデリバリーサービスGrubhub(グラブハブ)は、2020年2月26日、定額制プログラム「Grubhub+(グラブハブ・プラス)」を開始した。
・月額9.99ドルで配送料が無料に
Grubhubは、2004年に米シカゴで創設されて以来、米国3200都市以上と英ロンドンを対象エリアとし、30万軒以上の飲食店と2200万人以上の消費者をつないできた。
利用者がウェブサイトやスマホアプリから現在地周辺の提携店でフードメニューを注文すると、配達担当者が店舗に出向いて商品をピックアップし、自宅やオフィスなどの指定場所に配達してくれる仕組みだ。
配達ごとに一定の配送料が加算される。
「Grubhub+」は、月額9.99ドル(約1090円)を支払うことで、このプログラムに加盟する飲食店のフードメニューを配送料無料で何度でも注文できるのが特徴。
1ヶ月で100ドル(約1万900円)以上利用すると、10%のキャッシュバックも得られる。
・定額制フードデリバリーサービスが広がる
英市場調査会社TechNavioによると、世界全体のオンデマンド型フードデリバリーサービスの市場規模は2019年から年平均15%のペースで成長し、2023年までに1044億5000万ドル(約11兆3800億円)に達するとみられている。
定額制のフードデリバリーサービスとしては、「Grubhub+」のほか、Uber Eatsの「Eats Pass」、DoorDashの「DashPass」、Postmatesの「Postmates Limited」などが相次いでリリースされてきた。
市場の競争環境がますます厳しくなるなか、Grubhubが「Grubhub+」の導入によって顧客の囲い込みや競合他社との差別化につなげられるのか、注目されている。(文 松岡由希子)
- Original:https://techable.jp/archives/118348
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:Matsuoka
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