韓国のAppleサプライヤー、従業員が新型コロナウイルスの陽性反応で工場が閉鎖

Apple iPhone11
 
iPhoneのカメラモジュールを供給するLG Innotekの従業員に新型コロナウイルスの陽性反応が出たため、生産施設が閉鎖に追い込まれた、とReutersが報じています。

閉鎖が数日間で終わればあまり影響は出ない?

先週末、韓国のLG InnotekSamsungの工場が閉鎖される運びとなりました。従業員が新型コロナウイルスの感染検査を受けた結果、陽性反応が出たためです。
 
両社の生産施設は、現在外務省が渡航の中止を勧告する「レベル3」に指定されたばかりの、韓国・大邱広域市(テグこういきし)に隣接する、亀尾市(クミし)に位置しています。
 
LG Innotekは、2020年秋の発売が見込まれているiPhone12のカメラモジュールを供給すると予測されています。生産施設の閉鎖が数日間で終わる場合は、iPhone生産への影響は限定的なものとなりそうですが、まだ予断を許さない状況が続いています。
 
亀尾市のSamsung工場では、最近発表されたばかりの縦に折りたたむGalaxy Z Flipや、新フラッグシップ機Galaxy S20の生産が行われています。

クックCEOは中国で新型ウイルスは「制御下」にあるとコメント

Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、最近米メディアFox Businessのインタビューに答え、中国での新型コロナウイルスをめぐる状況は、「制御下」置かれつつある、とコメントしており、中国の生産施設の営業は元に戻りつつあることを示唆しています。
 
しかしながら、仮に中国での状況がある程度の収まりを見せたとしても、新型ウイルスが世界中に拡がった場合、Appleのサプライチェーンに影響が出る可能性は拭えない、と米メディア9to5Macは油断はできない旨の意見を述べています。
 
 
Source:Reuters via 9to5Mac
(lexi)


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