2019年の世界のスマートフォン市場は、AppleとSamsungが独占したようだ。米調査会社Counterpointの最新レポートによると、世界で最もよく売れたスマホランキングでトップ10のうち、6つがApple、3つがSamsungの製品だった。
中でも2019年9月に発売されたばかりのAppleのiPhone 11が2位にランクインし、人気の高さを示している。
・トップ2はiPhone
ナンバーワンの座を獲得したのはiPhone XR。次いでiPhone 11とトップ2をAppleが占めた。iPhone 11は昨年9月に発売され、実質3カ月ほどの販売期間しかなかったが、それでも2位というのは短期間に爆発的に売れたことを意味する。iPhone初のマルチカメラ搭載や、比較的価格が抑えられている点が受け入れられたようだ。
そして3位はGalaxy A50、4位はGalaxy A10とSamsung製品が続いた。また同社の製品としてはGalaxy A20が7位に入っている。Aシリーズは中価格帯ながらもOLEDディスプレイや複数カメラを搭載していて、コスパが評価されたとみられる。
トップ10の中で唯一、AppleとSamsung以外のものだったのがOPPOのA5で5位に入った。
・欧州市場では拮抗
世界的にはAppleとSamsungが他メーカーを圧倒している図が浮かび上がる。ただ、地域別にみるとトレンドはそれぞれ異なる。たとえば、北米ではトップ5をiPhoneが占めているが、欧州ではトップ5のうち3つがSamsung製品、残り2つがApple製品で拮抗している。
また、アフリカは上位5つが全てSamsung製品だ。中南米では、上位5つのうち3位がモトローラ、そのほかは全てSamsungが占めた。
そして想像がつくかと思うが中国市場のトップ5は全て中国メーカーのもので、OPPO A5、OPPO A9、Vivo Y93の順だった。
調査では5G対応モデルのマーケットシェアは1%にすぎなかったことも明らかになった。ただ、各メーカーは今年5G対応モデルを次々に投入していることから、2020年ランキングでは5G対応端末が入ることもありそうだ。
- Original:https://techable.jp/archives/118515
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi
Amazonベストセラー
Now loading...