新型コロナウイルスは、今年のAppleの業績にすでに悪影響をもたらしていますが、iPhoneの需要が弱まったわけではなく、デバイスの売上時期が今年後半へと移動しただけである、との楽観的な見方をアナリストが発表しています。
全世界のiPhoneユーザーの3分の1以上が乗り換え時期に突入?
「ここ数週間、Appleにとって制御不可能な出来事が起こり、同社の供給と需要のエコシステムに多大な影響を与えた。しかしながら、これもそう長くは続かないだろう。次の12カ月〜18カ月間、5Gのスーパーサイクルが来るからだ」と、Wedbushのアナリスト、ダン・アイブス氏はコメントしています。
スーパーサイクルとは、一定の期間ごとに起こる需要の著しい増加のことを指します。アイブス氏によれば、Appleにとって「最高の需要の嵐」が待っており、全世界にいる9億2,500万人のiPhoneユーザーの3分の1以上にあたる3億5,000万人が買い替え時期に突入するとのことです。
iPhoneの売上台数は2015年を上回る可能性も
アイブス氏は、Appleは2021年9月末で終わる会計年度に2億〜2億1,500万台のiPhoneを売り上げると予測しており、2億3,100万台を売り上げた2015年度を超える可能性もあると述べています。また同氏は、中国だけでも6,000万〜7,000万台のiPhoneの買い替え機会が存在するとも語っています。
「新型コロナウイルスのアウトブレイクを乗り越えるのにこれからも障害はいくつかあるだろう。それでも、Appleは素晴らしい(iPhoneの)インストールベースを保持しており、うっ積した乗り換え需要と、5Gのスーパーサイクルがある。加えて、500億ドル(約5兆3,680億円)超え規模のサービス事業もある」と、アイブス氏は自身の楽観的なシナリオを締めくくっています。
Source:Barron’s via 9to5Mac
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-276730/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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