アメリカで2017年に創設されたMinnowは、IoT(モノのインターネット)を活用したオフィス向けロッカー式ランチデリバリーサービスだ。
現在、オレゴン州ポートランドを中心に事業を展開している。
・オフィスビルに設置された専用ロッカーにランチを配達
Minnowでは、このサービスに加入するオフィスビルに最大20食を保管できる専用ロッカー「Minnow Pickup Pod」を設置。
ユーザーが最寄りの「Minnow Pickup Pod」を受け取り先に指定して会員登録すると、月曜日から金曜日まで、毎朝、Minnowの日替わりのランチメニューがテキストメッセージで送信され、ユーザーは、ランチメニューから選んでテキストメッセージに返信する。
受注したランチメニューはMinnowと提携する地元の飲食店が調理し、ポートランドの配送サービスB-lineがカーゴバイクで「Minnow Pickup Pod」に配送。商品が到着すると、ユーザーにテキストメッセージが届く。
ユーザーが「Minnow Pickup Pod」の前まで移動してテキストメッセージに記載された専用リンクをタップすると、ロッカーの扉が解錠され、商品を取り出せる仕組みだ。
・欧米でオフィス向けランチデリバリーサービスが広がる
欧米では、Minnowのほか、シアトルなど米国5都市で展開するPeach、フランスで2000社以上が利用するDejboxなど、オフィス向けのランチデリバリーサービスが徐々に広がっている。
フードデリバリーサービスの需要拡大に伴って、競争環境も厳しくなるなか、よりニッチな需要に応えるサービスといえるだろう。(文 松岡由希子)
- Original:https://techable.jp/archives/118619
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:Matsuoka
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