ナイキの新・厚底ランシュー爆誕!【GP FRONTLINE】

ピンク、そしてグリーン&オレンジのシューズを履いた選手が続々と記録を叩き出す。まだ記憶に新しい箱根駅伝で躍動したシューズの最新モデル「ナイキエアズームアルファフライネクスト%」が登場した。

 

■あらゆる記録を塗り替えるために開発

特徴的なのはやはりソールの部分。前モデルにも採用されていた素材、ズームXフォームを増量し一段と厚底に。さらに前足部にはナイキの代名詞、ズームエアポッドを採用。1978年に初めて登場したナイキエアは、現在においてもナイキ史上最も反発性に優れたクッショニング材で、今回前足部にふたつ横に並べて配置されたナイキズームエアポッドは、クッション性を高めつつ衝撃吸収と反発性を提供してくれる。

その厚底の内部にインストールされているのが、スピードを生み出すカーボンファイバープレート。もちろんオリンピックでの使用も問題なし。ソールの厚さ等の世界陸連の規定は完全にクリアしている。

そんなシューズなら早速履いてみたいが、トップランナー向けのシューズゆえに購入条件はなかなか厳しい。特別先行発売では、フルマラソンを男性は2時間50分以内、女性は3時間分以内で完走できるランナー限定。あらゆる記録や自己ベストを塗り替えるために開発されたシューズといえるだろう。

ナイキ
「エア ズーム アルファフライ ネクスト%」(3万3000円)

非公式ながら、世界初フルマラソンで2時間を切った時には、このランニングシューズの試作品が使用されていた。前モデルからクッション性と反発性をさらに高め、オリンピックでも活躍が期待される。

▲「アトムニット」は汗の吸収を最小限にしながら、通気性を最大限に高める最新素材のフライニット。 軽量で伸縮性もバツグン。あらゆる足の形状にフィットし、快適さをもたらす

▲爆発的な推進力に加えて、安定感とスムーズな体重移動も促す「フルレングス カーボン ファイバー プレート」をミッドソールに採用。前足部を硬めにすることで前へ進むような感覚を生み出す

▲「ナイキ ズーム エアポッド」は前足部に配置された最新のクッション素材。左右別にふたつ採用することで、自然な走り心地に加えて、優れたエネルギーリターン率を実現している

>> NIKE

※2020年3月6日発売「GoodsPress」4月号掲載記事をもとに構成しています

 

(文/ミラソル・デポルテ)


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