Apple、伸び縮み可能なスマートリングの特許を取得

apple リング 特許
 
Appleは、指の関節をすっぽりと覆うほど拡張可能なスマートリング特許を取得したことがわかりました。幅狭なリングと比べて、より多くのセンサーが使用できるとされています。

拡張することで様々なセンサーが搭載可能に

スマートリングは、Apple Watchと似たような機能を実装できる可能性がありますが、通常の指輪の大きさでは、センサーで埋め込みデバイスを制御するのに表面積が十分ではないといわれています。
 
Appleが現地時間の3月3日に米国特許商標庁(USPTO)から取得した特許「拡張可能なリングデバイス(Expandable Ring Device)」には、スマートリングが複数の指関節を覆うほど伸びる新たなデザインが記されています。
 
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Appleは、スマートリングを他のデバイスのコントローラーとして使用することを提案しており、省電力ながら、フォースフィードバックグローブ(グローブ型コントローラー)や、ハプティックフィードバックシステムを置き換えられる可能性があるとのことです。
 
デバイスには様々なセンサーが搭載可能で、力覚センサー、超音波センサー、慣性計測装置、光学センサー、タッチセンサーで、ユーザーからの入力情報を集めることができます。また、振動発生装置を使うことで、ハプティックフィードバックの実装も可能で、制御回路でホストデバイスとの情報の送受信も行えるとも記載されています。

拡張可能リングは複数のデザインパターンが考えられる?

スマートリングには、指の先へと向かってデバイスが拡張される環状ボディ(FIG. 23)が採用される可能性もあります。
 
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また特許には、伸縮式の支柱とカバーを使用した拡張リングのデザイン(FIG. 29)も含まれています。センサーの一部は拡張部に埋め込まれ、リングが拡張されたときにのみ使用可能となります。その他のセンサーは拡張時と伸縮時どちらでも使用できます。
 
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リングを指関節にまで伸ばすことで、歪みセンサーを使ってどれくらい指が曲げられているかの検出ができ、ジャスチャーによるきめ細やかなコントロールが可能となります。
 
Appleが特許を取得したからといって、実際に技術開発を行っているとは限りませんが、もし商品化された場合、一定の需要があるのではないでしょうか。
 
 
Source:Apple/USPTO via AppleInsider
(lexi)


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