ソニービジネスソリューション株式会社は、株式会社Specteeが開発するSNSリアルタイム速報サービス「Spectee Pro(スペクティ プロ)」の提供を開始した。
迅速で細かい情報収集
同サービスは、SNSに投稿された情報をAIが解析し、災害や危機管理情報を高精度で自動収集する「Spectee」の機能強化版である。従来より絞り込み項目を細分化し、企業ごとのニーズによりマッチした危機管理情報を配信できるようになった。
100以上ある項目と、空港や駅、高速道路、ビル・商業施設などの対象とを掛けわせて情報を絞り込めるほか、フリーワード検索や地図表示にも対応しているため、「どこで何が起きているか」をよりきめ細かく収集・確認することが可能だ。
機能強化した同サービスは、デザインも一新。新規投稿の文字情報と画像を一覧で表示するとともに、トピックのみをリスト表示する機能を追加した。これにより、一目でより多くの情報を確認できるため、広範囲での災害発生時などの迅速な情報収集に役立つとのことだ。
多業種での活用にも期待
SNSの普及に伴い、SNS投稿をニュース素材に活用するメディアが増える一方、SNS投稿の情報量は膨大なうえ、内容の精査や正確性の確認などに手間がかかるという課題がある。これまでの「Spectee」は、報道機関において事件や事故などの速報収集や、企業のリスク情報収集ツールとして活用され、2016年の提供開始以来、導入企業は100社を超えた。
今回の「Spectee Pro」提供開始により、さらにきめ細やかな情報収集が可能となるため、鉄道、電力、通信、高速道路などの社会インフラ企業や、複数の事業所・工場・店舗を運営する企業、自治体の災害対策など、さまざまなリスクマネジメントにおける活用が期待されている。
同サービスは、導入しやすい2つの料金プランを用意。ベーシックプラン(PC版1アカウント、モバイル版1アカウント)は月額費用75,000円、スタンダードプラン(PC版3アカウント、モバイル版6アカウント)は月額費用200,000円で、どちらも初期費用は300,000円となっている。
- Original:https://techable.jp/archives/118974
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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