クッション持ってサウナへ。汗と一緒に雑念も流そう

昨今は空前のサウナブーム。今や「ととのう」という一種のトランス状態を求める人々はおじさんだけにとどまらず、サウナーが街にあふれています。そんな増え続けているサウナー向けに新しいグッズが登場しました。それがサウナ専用クッション「ZAF SAUNA(ザフ サウナ)」(5500円・税別)です。

「ZAF SAUNA」は、お寺の座禅用クッションを製造するサカエ金襴が開発したクッションですが、実は寺とサウナには深い関係があります。というのも、そもそも日本のサウナのルーツは仏教にあると言われているのです。

法隆寺にもサウナ(蒸し風呂)があったとされ、「仏説洗浴衆僧経」というお経の中には、入浴や蒸気浴で体を健康に保ち、身を清める教えがあり、古くから熱気や蒸気を浴びる浴室が使われていました。つまりサウナはその昔、銭湯ではなく寺にあったもので、座禅とサウナの繋がりも、実はとても近いものだったのです。

では、なぜサウナにクッションが必要なのかというと、座禅スタイルが効率よく熱波を全身に浴びることができ、呼吸もしやすくなるからなのです。坐禅用クッションとして用いられる坐蒲(ざふ)は、ふっくらした座布団と比較して、パンと張った硬めのクッションです。坐禅を組んだ際にお尻に引っ掛けるように腰をかけることで、骨盤が立ち上がり、背筋を正しくキープするためのサポートをしてくれます。「ZAF SAUNA」はその効果をサウナ用にチューニングしたものです。

軽く腰をかけることで、骨盤が立って自然に背骨が美しいS字カーブを描きます。坐禅スタイルでは足を組んでストレッチさせることでより快適にサウナを楽しめます。人が多い場合は腰掛けスタイルでもかまいませんし、足を伸ばしても大丈夫です。

▲丸洗いが可能で日々のお手入れも簡単

もちろん、クッションは耐熱仕様なので安心。また、水風呂・外気浴時などの際にネックレストとしても使用できます。寸法はW260×H125×D125mm。カバー素材はポリエステルで、中材には水はけの良いポリプロピレンパイプを使用しているため、乾燥しやすくなっています。丸洗い後は軽く水を切って自然乾燥でOK。繰り返し使用することでのヘタリは、中材を追加することで元に戻ります。

開発者は自費でテントサウナを購入し自宅で実験を繰り返すほど、サウナに没頭して商品開発を進めたとのこと。社内での理解をひろめるのに苦労したものの、熱い坐禅とサウナ愛でサウナと仏教の関係などを説明して説得し、商品化にこぎつけたそうです。

坐禅とサウナが融合した新グッズを持ち込んで、汗と一緒に雑念も消し去りましょう!

>> ZAF

 

(文/&GP編集部)


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