報道ベンチャーの株式会社JX通信社は、AI緊急情報サービス「FASTALERT」や速報ニュースアプリ「NewsDigest」を通じて公開している、国内外のリアルタイムな新型コロナウイルス感染者数データのAPI提供を開始した。
正確な最新情報を届ける
いまだ感染拡大が続いている同ウイルスの感染者数データについて、発表主体により集計の方法や発表のタイミングが異なることや、感染者数自体の増加など、常にリアルタイムに正確な数値を捕捉することは困難になりつつある。
そこで同社は、AI緊急情報サービス「FASTALERT」にてリアルタイムに集計した、新型コロナウイルス感染症の感染者数データをAPIで企業向けに提供すると決定。
企業側はこのAPIを利用することで、国内外の正確な感染者数の把握はもちろん、各企業の運営サービス、サイネージなどへの表示に組み込むことも可能となり、エンドユーザーへ最新の正確な情報を提供できるという。なお、APIは、同ウイルス感染拡大の収束まで安定して利用できるとのことだ。
記者ゼロの報道ベンチャー
同社は、報道各社にAI緊急情報サービス「FASTALERT」を提供するなど、ニュース速報を専門的に取り扱っている。2016年9月にリリースされた同サービスは、AIがSNSから災害、事故、事件などのリスク情報を収集・配信するSaaSだ。
リリース後7ヶ月で、全ての⺠放キー局とNHKで採用され、ニュース番組における「視聴者提供」動画定着の原動力となった。2018年には、日本新聞協会 技術開発奨励賞を受賞。現在は、全国の大半のテレビ局のほか、新聞社や警察、消防、自治体、一般企業などへの導入実績がある。
また、同社は、ニュース速報や地震・災害速報のほか、鉄道情報など生活に必要な情報をいち早く届ける無料のライフライン型ニュースアプリ「NewsDigest」も運営中だ。同アプリは、「Google Playベストアプリ2019 生活お役立ち部門賞」を受賞している。
同ウイルス感染拡大にあたり、「FASTALERT」では、新型肺炎に関連する確度の高い情報のみ配信する特設ページを開設。厚生労働省と全国の自治体の発表をもとにまとめた情報を随時更新している。「NewsDigest」では、新型コロナウイルス感染症関連のニュースをチェックできる「新型肺炎」タブと「国内感染状況マップ」を公開中だ。
- Original:https://techable.jp/archives/119071
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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