メルセデス・ベンツは新型の商用バン「Vito」と、その電動バージョン「eVitoツアラー」を発表した。
エミッションフリーのeVitoツアラーの航続距離は421キロと、前モデルの倍に伸びている。Vitoの予約受付を4月から開始し、eVitoツアラーは今夏にも欧州で発売する。
・前モデルの倍以上走る
商用バンなので、どちらかというと実用性に力を入れている印象だ。特に電動の場合はフル充電時の航続距離が重視される。この点では、前モデルが150キロだったのに対し、ツアラーではその倍以上に伸びた。
これを可能にしたのが90kWhのバッテリーパック。前モデルの41 kWhからかなりのパワーアップが図られた。
・急速充電対応にもできる
また、モーターは150 kW出力で、これは204馬力に相当する。ツアラーは9人乗りだが、まず十分だろう。
充電のほうはというと、50 kW出力対応を標準装備とし、110 kWの急速充電対応にもバージョンアップできる。急速充電の場合、バッテリー10%から80%にチャージするのに45分もかからないという。
そのほか、内装面で特筆すべきは7インチのディスプレイを搭載していることだろう。AppleのCarPlayにも対応する。
仕事に活用するのはもちろん、空間がたっぷりあるのでキャンピングバンとして使う人が出てきてもおかしくなさそうだ。
eVitoは今夏にまずはヨーロッパで発売される。電動バンはFordがTransitカーゴバンを発表し、また日産のe-NV200などもある。今後競争は激しさを増しそうだ。
- Original:https://techable.jp/archives/119049
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi
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