5月といえば、大きなデベロッパーカンファレンスの月であり、Facebook F8とGoogle I/O、そしてMicrosoft Build(マイクロソフト・ビルド)は同じ2週間の中で行われることが多い。しかし、今年は違う。Facebook F8とGoogle I/Oはすでに中止を発表してオンラインのイベントに切り替えたが、今度はMicrosoftが当然のようにその後に続いた。5月19日から21日まで予定されていたBuildのリアルイベントは中止となる。新型コロナウイルス騒動がその理由とされた。
同社はThe Vergeに掲載された声明で「コミュニティの安全を最優先する。健康と安全に関するワシントン州の勧奨に基づき、デベロッパーのための例年のイベントMicrosoft Buildを、実演によるイベントではなくデジタルのイベントとして開催する。弊社のデベロッパーエコシステムがこの新たな仮想的形式に寄り集まって、学び、結びつき、そして共にコードを書くことを期待している。今後の詳しい続報をお待ちいただきたい」と述べた。
この発表に、意外性はない。むしろ最近では同社がいつそれを言い出すかが唯一の疑問であり、それが早すぎたり遅すぎたりしたときのみ意外に感じただろう。しかもワシントン州は新型コロナウイルスに相当やられているだけに同社も意思決定をせざるを得ないはずだ。現在、州の各郡は250人以上のイベントを禁じているが禁止期間はBuildの前までだ。
私がこの記事を書いている時点ではBuildのホームページは更新されておらず、チケットを買えるようになっている。でも私があなたなら買わないだろう。もちろん返金はあるが、そんな面倒を背負い込む理由もない。
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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa)
- Original:https://jp.techcrunch.com/2020/03/13/2020-03-12-microsoft-moves-its-2020-build-developer-conference-online/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Frederic Lardinois
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