調査会社IDCは、2019年第4四半期(10月〜12月)および2019年通年の国内携帯電話・スマートフォンの出荷台数を発表しました。iPhone11シリーズが好調のAppleがシェアトップを独走しています。
2019年10月〜12月、iPhoneがシェア5割超でトップ
2019年第4四半期、携帯電話全体(スマートフォンを含む)の出荷台数は1,033.9万台で、前年同期比3.5%増となりました。
このうち、スマートフォンの出荷台数は1,026.2万台で、前年同期比3.8%増です。携帯電話市場において、スマートフォンが占める割合は約99.3%に達しています。
ベンダー別では、Appleが528.4万台を出荷しシェア51.1%でトップを獲得しています。2位以下は、シャープ、ソニー、Samsung、富士通が続いています。
シェアトップのAppleが出荷台数を前年同期比で4.7%伸ばした理由についてIDCは、新機種iPhone11シリーズを中心に販売を伸ばしたため、と分析しています。
2019年の出荷台数は前年比7.5%減、iPhoneも8.4%減
2019年通年では、携帯電話全体の出荷台数は3,176.5万台で、前年比7.5%減となりました。
ベンダー別では、Appleが1,443.2万台を出荷し、シェア45.4%でトップに立ったものの、前年比8.4%の減少となりました。2位以下は、シャープ、富士通、Samsung、ソニーの順でした。
増税と「分離プラン」のダブルパンチを乗り越えた2019年
IDCは、2019年第4四半期には改正電気通信事業法による「分離プラン」義務化と消費税増税が重なったが、iPhone11シリーズが価格面でも歓迎されたこと、大手通信事業者が下取りプランの提供を開始したことなどで、マイナスの影響を乗り越えられた、と分析しています。
2020年については、5Gのサービス開始という好材料がある一方、新型コロナウイルスによる生産ラインとサプライチェーンの混乱、消費者マインドへの影響を含めて、動向を慎重に見守る必要がある、とIDCのシニアマーケットアナリスト菅原啓氏はコメントしています。
Source:IDC
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-278547/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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