5Gに対応したデバイスは、米国内で昨年購入されたスマホ全体の1%にも満たなかったことが、市場調査企業NPDの調査により明らかになりました。
昨年前半ほとんど出回っていなかった5G対応デバイス
2019年に5Gデバイスの普及があまり進まなかった要因として、高価格と5Gネットワークの欠如の2点が主に挙げられます。また、昨年購入できる5G対応機が多くなかったという事実も考慮に入れなければなりません。
LG、Samsung、OnePlusなどの主要ブランドの5G対応デバイスの数は、2019年上半期から下半期にかけて9倍に跳ね上がっており、昨年最初の6カ月間は、5G対応スマホがほとんど出回っていなかったことがわかります。
5Gの認知度は73%増
5Gの認知度も2019年上半期から下半期に移るにつれて格段に上がりました。「5Gについて知っている」と回答した人は、昨年後半には前半から73%増となる10人中9人に達しています。また、2019年下半期には65%の人々が「5G対応デバイスの購入に興味がある」と答えたことが明らかになっています。当然ですが、興味を示すことが必ずしもデバイス購入につながるとは限りません。
米チップメーカーQualcommなどの企業が5G対応デバイスのための低価格の部品を提供しているため、5Gデバイスの売上台数はデバイスの販売価格が下がるにつれて自然に伸びる、と米メディアTechCrunchは予測しています。
5G対応iPhoneでスーパーサイクルが来る?
米国などの市場での5Gネットワークのカバー領域は今年の終わりまでに大きく広がるとみられているため、5G対応デバイス購入の契機となることが推測されます。
加えて2020年には、5G対応iPhoneもついに登場するとみられています。
新型コロナウイルスが消費者の購入意欲に与える影響は軽視できませんが、一部のアナリストは5G対応iPhoneでスーパーサイクルが起こるとの予測を以前発表しています。
Source:NPD via TechCrunch
Photo:Samsung
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-278719/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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