現金とクレジットカードでしか支払えない店舗やECサイトでもコード決済できればいいのに、と思ったことがある皆さん。クレジットカードのように使えるプリペイドカードを発行して、1つのコード決済にまとめてみてはいかがでしょうか。いくつか選択肢がありますが、本稿では導入しやすいという意味でLINE Payと紐づく「LINE Payカード」をご紹介します。
■「LINE Payカード」とは
LINE Payカードとは、「LINE」アプリ内から発行できるJCBブランドのプリペイドカードのことです。オンライン専用のバーチャルカードと、実店舗でも使えるプラスチックカードの2種類が存在します。
▲LINE Payカードは、「LINE Pay」にチャージした残高から支払えるプリペイドカードだ。「LINE Pay カードの紹介(https://pay.line.me/portal/jp/about/pay-card)」より
使い方は、一般的なクレジットカードと同じ。決済画面で番号を入力したり、レジで渡してJCBでと伝えればOKです。ただし、クレジットカードとは異なり、残高以上の決済が行えないプリペイド式。限られた予算のなかでやりくりするという意味では、家計にも優しい決済方法と言えるでしょう。
年齢制限もなく、LINEアカウントを持っていれば誰でも登録できます。例えば、子どもに持たせるプリペイドカードとしても重宝するでしょう。
▲バーチャルカード、プラスチックカード問わず、Amazon.co.jpなどのオンラインストアでの決済に使える。ちなみに、カード名義人の欄には、ローマ字で自身の名前を入力しよう。画像はAmazon.co.jpの支払い方法追加画面
▲Amazon.co.jpで支払い方法にLINE Payカードを登録すると、通常のクレジットカードと同様に、JCBブランドのカードとして表示されているのがわかる
▲プラスチックカードがあれば、世界約3000万店舗、日本国内約900万店舗あるJCB加盟店での決済に使える
■LINE Payカードを申し込む
LINE Payカードの申し込みは、「LINE」アプリ内から行えます。すでに「LINE Pay」使っている場合には、数ステップの手順で操作するだけです。発行手数料は無料で、年会費もかかりません。なお、発行できるカード枚数は1人1枚までです。
▲公式サイトにはQRコードが用意されているので、スマートフォンでこれらを読み込み、表示された画面指示通りに手順を進めていけばよい
バーチャルカードを申し込む場合には、「LINE」アプリ内で「LINE Pay」画面から「LINE Pay」カードをタップし、「バーチャルカードを発行」を選択しましょう。こちらはすぐに発行できます。
▲バーチャルカードの発行手順について
プラスチックカードの場合には、申し込みから手元にカードが届くまで1〜2週間かかります。同じく「LINE Pay」アプリのなかから「プラスチックカードを申し込む」をタップし、券面デザインを選択。氏名や住所を入力し、カードが届くのを待ちます。ちなみに、券面デザインは後から変えることができないので、じっくり選びましょう。
手元にカードが届いたら、カードに記載された暗証番号を入力して、利用開始の手続きを済ませます。
▲プラスチックカードの発行手順について
■LINE Payカードがあれば現金チャージも簡単に
LINE Payへのチャージは、銀行口座のほか、セブン銀行ATM、対応店舗(AINZ&TULPE、LIPS and HIPS、アインズ)でのレジ提示、Famiポートなどから行えます。
LINE Payカードを持っている場合には、LINE Payカードを提示して店頭での現金チャージができる店舗として「ローソン」「ナチュラルローソン」「ローソンストア100」が加わります。また、セブンATMでチャージする手順も、カードをATMに挿入して金額をチャージするだけで済むようになり、コードを表示させる手間が省けるようになります。
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ポイント付与は、LINE Payと共通した「マイカラー」制度に基づいて行われます。毎月定期的に利用していた方が、還元率が高くなるので、もしポイント還元も目当てに運用するならば、一元的に支払いをまとめる方がお得です。
とは言いつつも、LINE Payカードの真価は還元よりも、年齢制限なしで誰でも発行でき、スマホやコンビニでチャージできるプリペイドカードという部分にあるでしょう。コード決済(LINE Pay)とプリペイドカード決済(LINE Payカード)の予算を共通化し、自身の使いすぎ予防したり、子どもに持たせるプリペイドカードとして運用したりする目的で検討してみることをお勧めします。
>> [連載]〇〇Payの選び方
(取材・文/井上 晃)
スマートフォン関連の記事を中心に、スマートウォッチ、ウエアラブルデバイス、ロボットなど、多岐にわたる記事を雑誌やWebメディアへ寄稿。雑誌・ムックの編集にも携わる。モットーは「実際に触った・見た人だけが分かる情報を伝える」こと。
- Original:https://www.goodspress.jp/howto/285016/
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