iOS13.4のGMとiOS13.3.1で、バッテリー持続時間の比較テストをYouTubeチャンネルiAppleByteが公開しました。
プロセッサに負荷がかかる状態を再現したテスト
iAppleByteが公開したバッテリー持続時間テストは、先日GMが公開されたiOS13.4と、正式版として最新バージョンのiOS13.3.1で、ベンチマークテストアプリGeekbench 4を使って実施しています。Geekbench 4のバッテリーテストは、プロセッサに負荷がかかるアプリを動作させた場合のバッテリー持続時間を測定します。
テストに使っているのはiPhone SE、iPhone6s、iPhone7、iPhone8、iPhone XR、iPhone11の6モデルのiPhoneです(iPhone11はiOS13.4のみなので、比較に使われたのは5モデル)。
いずれもバッテリーの明るさを25%で統一し、明るさの自動調整をオフにしています。
iPhoneの「設定」アプリから確認できるバッテリー最大容量は、iOS13.4をテストしたiPhone SEで98%、iOS13.4をテストしたiPhone XRで99%で、その他のiPhoneは100%です。
テスト結果はこちら
iOS13.4をインストールした6モデルで、バッテリーを使い切るまでの時間は、以下のとおりでした。iPhone XRとiPhone11のバッテリー持続時間の長さが目立ちます。
- iPhone SE:3時間00分
- iPhone6s:3時間09分
- iPhone7:3時間26分
- iPhone8:3時間20分
- iPhone XR:6時間12分
- iPhone11:6時間08分
iOS13.3.1で実施したテストと比較した結果がこちらです。
iOS13.3.1 | iPhone13.4 (GM) |
|
---|---|---|
iPhone SE | 3時間03分 | 3時間00分 |
iPhone6s | 3時間20分 | 3時間09分 |
iPhone7 | 3時間42分 | 3時間26分 |
iPhone8 | 3時間27分 | 3時間20分 |
iPhone XR | 6時間04分 | 6時間12分 |
結果はアップデートからの時間で変化する可能性
バッテリーテストの結果、iOS13.4GMでバッテリー持続時間の改善が見られたのはiPhone XRのみで、改善の幅も8分にとどまりました。それ以外のiPhoneでは、バッテリー持続時間が短くなっています。
iAppleByteはこの結果について、iOS13.4にアップデートしたのがテストの12時間〜14時間前であり、iOS13.4が安定していない可能性があるため、後日、フォローアップのテストを公開する予定だ、とコメントしています。
iOSは、規模の大きいアップデートの後は、バックグラウンドでデータの最適化処理を行うため、ユーザーが「アップデートしたらバッテリーの持ちが悪化した」と感じることがありますが、アップデートの数日後には安定することが多いです。
バッテリーテストの動画はこちらでご覧ください。iAppleByteは、iOS13.4とiOS13.3.1で実施した、iPhoneの動作速度比較テスト結果も公開しています。
Source:iAppleByte/YouTube
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-279812/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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