フォルクスワーゲン(VW)のファンならずともワーゲンバスを知っている人は多いだろう。レトロな外観が特徴の人気カーだ。シリーズで展開されたが、そのうちの1つ「T1 サンババス」が電気自動車(EV)となって帰ってくる。
VWが内燃機関の代わりに電動モーターを搭載してEV化したコンセプトカー「e-BULLI」を発表した。
・最高速度は時速130キロに
T1 サンババスは1966年に生産されたクラシックカー。他のワーゲンバス同様、細長いボックス状の車体、いくつもの窓、丸いヘッドライトなど愛嬌あるデザインが特徴だ。
今回、サンババスから4シリンダーエンジンを取り除き、代わりに電動ドライブを搭載した。パワーは82馬力、212Nmで、これによりトップスピードは時速130キロとなった。サンバでは時速105キロで、わずかながらアップした。バッテリーは45kWh、航続距離は200キロとなっている。
・Bluetoothシステム搭載
おそらくワーゲンバスファンにとって気になるのが内装などのデザインだろう。クラシックだからこそ愛されているという事実を意識して、基本路線は踏襲している。
昔のスクールバスのようなハンドル、シンプルなバックミラー、そしてシートなどのインテリアはかつてと同じ白とオレンジのレザーだ。
もちろん、現代的な要素も加わった。バッテリーの残量を示すメーターが加わったり、ギアスティックが電動ドライブセレクターになったりしている。また、車内でスマホなどの音楽が聴けるよう、Bluetoothシステムも搭載した。
そしてもちろん電動なので充電する必要があるが、充電用ソケットが後部ナンバープレートの下に“隠されて”いるのはユニークだ。
クラシックとモダンが融合しているこの車、VWはコンセプトカーとして発表しているが、生産はほぼ確実で価格は6万4900ユーロ(約770万円)〜となっている。
- Original:https://techable.jp/archives/119749
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi
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