自宅で手軽に大画面を楽しめるプロジェクター4選【コスパ最強モノ】

【特集】コスパ最強モノ

GoodsPressの人気特集『安くて良いモノ特集』が今年もやってきました! しかし、ホンモノを求める我々は “安物” には興味ナシ! 知りたいのは「本当にそれ使えんの?」ってところ。安いからと買ってはみたものの、「ちょっと高くても、やっぱりアッチにすべきだったな」なんて経験、誰しもあるはず。ということで、「コスパに優れるモノ」を徹底調査。最先端の技術が搭載された家電や10年使えるカバンなど、長い目で見ると結局オトクだった、と思ってもらえる“ホンモノ”を識者のコメントとともに紹介。今回は「プロジェクター」だ。

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少し前までのプロジェクターと言えば、ホームシアター志向の高額品か、ビジネスユースが主流だった。しかし、最近は置き場や設置場所を選ばない、手軽で簡単なモデルも登場。壁に投影して楽しめる!

 

選んでくれた人
オーディオ・ビジュアルライター 折原一也さん
オーディオ・ビジュアル専門誌やモノ雑誌、Web媒体などで、製品のレビューをはじめ、様々な記事を執筆。ハイスペック製品だけでなく、コスパの良い商品セレクションなどもカバーする

■持ち運べるサイズが増えたから、どこでも楽しめる

これまでのプロジェクターは、どちらかというと映画好きで比較的年齢が高い人の趣味という印象があった。

「確かにそうなんです。しかし1年くらい前から5~10万円くらいで、プロジェクター自体にWi-Fiが入っていて、映像配信機能がついているものが発売され始めました」と折原さん。

それを象徴するのが、popIn AladdinやAnker製品の出現だろう。

「ネット配信しか見ないのだから、チューナーレスでもいいんじゃないかな、という風潮と製品の出現がちょうどマッチしたんです。それに映像を投影するには、白い壁さえあればいいんですから、わざわざ大画面のテレビを買わなくてもすみます」

見方を変えれば、プロジェクターを使うことで、省スペースでも大画面の映像を楽しめるということになる。

「それに今回選んだものは、popIn Aladdinを除いて、どこにでも持ち運びができます。つまり、家の中の好きな部屋で、好きなときに気楽に見ることもできるんです」

以前のように、大げさな設置工事も必要なく、カジュアルな感覚で視聴できるのも人気が出てきている一因だ。また、すでにテレビがあったとしても、別気分で楽しめるのだ。

 

1. 映像も音もコレ1台で完結のオールインワンモデル

EPSON
「EF-100B/EF-100W」(実勢価格:10万6000円前後)

最大の特徴は、本体にFire TV Stickを接続して、収納できるようになっている点です。画質も結構よくて、オールインワンで大画面を楽しめます(折原さん)

収納することはできないがChrome castも使用できる。また、 Android TV端末同梱モデルもあるので、簡単に配信動画を楽しめる。

▲3LCD方式でレーザー光源を採用しているので、明るい部屋でも高画質の映像を楽しめる

 

2. 高精細映像を100インチで楽しめる

LG Electronics
「CineBeam PF50KS」(実勢価格:5万6000円前後)

Wi-Fi内蔵型でエプソンの次に画質がいいと思います。USB Type-CやHDMIなども接続もできるので、ビジネスユースと家庭での視聴の両方に使えるモデルです(折原さん)

Web OS搭載で、YouTubeやNetflix再生に対応している。内蔵バッテリーは、最大で2.5時間再生が可能で、映像を見ながらの充電もできる。

▲本体サイズは約17×18cmとコンパクト。三脚を取り付けられるので、さまざまな場所と場面で最大100インチの映像を見ることができる

 

3. 小さなボディから明るい画像を映し出す

Anker
「Nebula Capsule II」(5万9800円)

以前からPCやスマホなどとつなぐモバイルプロジェクターはあったのですが、これはAndroid TVを搭載して、Wi-Fiさえあれば1台で完結するプロジェクターの新分野を切り開いた製品です(折原さん)

 

高さはわずか約150mm。そこから最大で100インチのサイズの映像を投影できる。フォーカスもオート調整だ。

▲Android TVを搭載していて、3600以上のアプリを利用して、配信動画や番組、ゲームなどを投影できる

▲HDMIやUSBのほか、Wi-FiやBluetoothなども対応。最大で約3時間再生のバッテリーを内蔵しているので、場所を選ばず動画を楽しめる

 

4. 天井設置型で便利に使える

popIn
「popIn Aladdin」(7万9800円)

今まであまりニーズがなかったファミリー層にプロジェクターを浸透させた功労者です。天井に設置するだけで、照明としても使えるという、誰も考えなかった発想が面白いですね(折原さん)

シーリングライトにプロジェクターを組み込むという発想で製作された。天井に設置すると、最大で120インチの映像を投影することが可能。

 

>> 【特集】コスパ最強モノ

※2020年3月6日発売「GoodsPress」4月号掲載記事をもとに構成しています

 

(取材・文/松尾直俊)


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