株式会社JX通信社(以下「JX通信社」)が、同社のスマートフォンアプリ「NewsDigest」における新機能をリリース。新型コロナウイルスの感染事例が報告された場所や「クラスター(感染者集団)」の情報を、マップ上でピンポイントに確認できる。
海外では、ウイルス予防にスマートフォンアプリが寄与しているケースもあり、今後の感染拡大に歯止めをかける効果が期待されている。
新機能の詳細
今回の新機能リリースを明らかにしたのは、報道分野に特化したテックベンチャーのJX通信社。企業や自治体から報告のあったウイルス感染事例を、地図上に集約・整理した。
情報は、同社のニュースアプリ「NewsDigest」内の特設ページにて無料で利用可能。具体的には、同アプリ内の「新型肺炎」特設タブにある「新型コロナウイルス感染状況マップ」へアクセスし、「感染事例が報告された場所の情報」のマップを開く。これにより、ユーザーの居住地域や勤務先周辺の感染事例をチェックできる。
なお、機能に関連してユーザーの位置情報を使用することはなく、プライバシーに配慮した仕組みとなっている。スマートフォンアプリ「NewsDigest」のダウンロードリンクは以下の通り。
「クラスター感染」の拡大防止に期待
新型コロナウイルスに関しては、大学やライブハウスにおける「クラスター感染」の発生が問題視されている。感染者の行動経路などの情報が多くの自治体・企業によって公表されているが、情報の統一的な整理や発信が行われていないことが課題だ。
海外に目を向けると、感染者との接触可能性がある市民に通知を送るアプリを政府が提供し、一定の成果を挙げている事例もあるという。
今回の新機能は、こうした状況を踏まえた上でリリースされた形となっており、クラスター感染の拡大防止に期待がかかる。
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/120689
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:早川あさひ
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