救急搬送に対応する救急隊員などは、高い感染リスクを背負っている。スタンフォード大学は、社会資源としても貴重なファーストレスポンダーが早急に症状チェックや検査予約ができるアプリの提供を開始した。
「ファーストレスポンダーCOVID-19ガイド」と呼ばれる同アプリは、Appleの医療用フレームワーク、ResearchKit/CareKitを利用して構築。開発はAppleの協力のもと進められたようだ。
・アプリでスクリーニングとテスト予約ができる
もともとスタンフォード大学は、新型コロナウイルスのドライブスルーテストをいち早く開発/導入している。今回提供に至ったアプリは、こうしたテストと組み合わせて効力を発揮するものだ。
気になる症状があった場合にはアプリでスクリーニングし、テストが奨励されれば所属機関に伝達。実施日の予定が調整できる。
テストで採取されたサンプルは、スタンフォード大学の臨床ウイルス学研究所で処理され9時間以内に診断が完了する。すべてのプロセスで医療機関との結果共有が選択できるという。
・新型コロナに関する信頼性の高い情報を提供
アプリではまた、信頼性の高いコロナ最新情報が得られる。
現場の最前線で奮闘するファーストレスポンダーが、効率よくコンディションをチェックでき、テストが受けられるシステムは、パンデミック対応維持の観点からも重要。ファーストレスポンダーの安全確保だけでなく、彼らが媒介にならないための対策にもつながる。
今後スタンフォード大学は、テストの対象をファーストレスポンダーだけでなく、食料品店の店員や公共サービス担の当者など生活必需サービスに関わる職業にも拡大していくとのこと。
- Original:https://techable.jp/archives/121293
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:YamadaYoji
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