「再生できないプラスチック」で作られたモバイルバッテリー「GOMI」が、クラウドファンディングプロジェクトに登場した。小型ながら、パワフルな充電容量も特徴だ。
・廃棄前のプラスチックを利用
Kickstarterに登場したGOMIは、埋立地に行く予定だったプラスチック外装に使ったモバイルバッテリーだ。さらに内部の電池セルも、ラベルの誤植などで販売できなかったものを採用している。
さまざまな廃棄物を利用したことによる、複雑に混じり合った色合いも特徴で、本体カラーはグレー/レッド/ブルーの3色から選択できる。
さらに、GOMIを使わなくなったときには無料でメーカーに返品できる。メーカーでは回路基板がリサイクルされ、エコロジーへの取り組みが続けられる。
・スマートフォンを複数回充電可能
GOMIには12000mAhのバッテリーが内蔵されており、iPhone Xなら4.4回、Galaxy S20なら3回の充電が可能。
本体には2個のUSB-Aポート、1個のmicroUSBポートが搭載れており、インジケータで残りのバッテリー容量も簡単に確認できる。
GOMIのプロジェクトはすでに資金募集に成功しており、現時点では40ポンド(約5400円)の出資で入手可能。製品は2020年7月に出荷予定となっている。あえてリサイクルできない素材でガジェットを作るというのは、実に興味深い試みといえそうだ。
- Original:https://techable.jp/archives/121163
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:塚本直樹
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