Appleの技術者が自宅で、A11プロセッサを搭載したAirPowerの開発を進めているとのリーク情報を、ジョン・プロッサー氏がFRONT PAGE TECHのYouTubeチャンネルで、AirPowerの発熱管理の仕組みと共に伝えました。
コードネームが「C68」の理由
プロッサー氏は開発中のAirPowerのコードネームが「C68」と呼ばれている理由について、「AirPowerのコードネームはずっとCallistoであること、現在開発中のプロトタイプは68代目であることからC68と呼ばれている」と説明しています。
異常発熱への対処がずっと課題だった
AirPowerの開発が難航している理由としてプロッサー氏は、「AirPowerでApple Watchを充電している際に、局所的な異常発熱が発生して本体が溶けるか、最悪発火する恐れがあった」と伝えています。
複数のデバイスを同時に充電する時が課題か
異常発熱は、Apple Watchに加え、ワイヤレス充電に対応したiPhoneとAirPodsワイヤレス充電ケースを同時に充電しようとすると発生すると、プロッサー氏は述べています。Apple Watch用の充電制御方法と、その他のデバイスの充電制御方法が異なるのが原因かもしれません。
Apple Watchのワイヤレス充電は、特殊な電波でApple Watchを検知してから行われると、Macお宝鑑定団Blogが報じられていました。
部位別温度管理を導入して問題に対処か
異常発熱に対処するため、現在開発中のプロトタイプは、部位別温度管理を導入しているようです。Apple Watchの充電中、規定以上の温度に達した場合はApple Watchの充電を停止し、本体が冷却されるまでの間にiPhoneやAirPodsワイヤレス充電ケースの充電を行うようです。
安全温度に下がったらApple Watchの充電再開
開発中のAirPowerは、iPhoneやAirPodsワイヤレス充電ケースを充電している間に本体が安全温度に下がったら、Apple Watchの充電を再開するようです。
プロッサー氏の情報によれば、異常発熱の問題は、充電制御方法の異なるApple Watchを含めた、全てのワイヤレス充電対応デバイスを同時充電しようとすることで発生していたようです。
A11を使用して高度に充電を管理、制御か
ワイヤレス充電パッドにA11プロセッサを搭載するのは過剰性能のようにも思われますが、プロッサー氏が解説している通りだとすれば、複数の充電コイルの制御や、部位別温度管理をリアルタイムで処理し続けるのに必要なのかもしれません。
プロッサー氏は動画内で、再生時間5分5秒から説明しています。
Source:FRONT PAGE TECH/YouTube, Macお宝鑑定団Blog
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-282733/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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