【特集】即買いヒットアイテム
洗剤を入れたり汚れた衣類を分けたりしなければならない洗濯は、なかなか手間が減らせない家事のひとつ。最新の洗濯機なら毎日の作業を減らし、仕上がりにも満足できる。
【教えてく入れた人】
家電+ライフスタイルプロデューサー 神原サリーさん
新聞社勤務、フリーライターを経て独立。広尾にキッチンを備えた家電アトリエを構える。家電分野を中心に幅広い媒体での執筆や商品企画、コンサルティングなどを手がける。テレビ出演も多数
■スマホアプリと連動で洗濯の効率は大幅アップ!
今まで洗濯で時短するとなると、洗濯時間を短縮するお急ぎモードなどを使うしかなかったが、最新の洗濯乾燥機は総合的に作業時間を減らす機能が充実。「着実に手間を減らせて、仕上がりも満足できる」(神原さん)という。
「液体洗剤や柔軟剤の自動投入機能を備えたモデルが増え、スマホによる遠隔操作やスケジュール設定もできるようになりました。中には洗剤がなくなると自動で注文してくれるモデルもあります」
洗濯機に任せられる部分が増えたことは、単純に時短につながるだけでなく、時間の有効活用にもつながる。特にスマホアプリを使った遠隔操作や設定変更は、便利さを明確に実感できる機能だろう。
「スマホアプリを使えば外出先からでも運転できますし、帰宅時に運転を終えるよう設定するなど、時間を柔軟に使えます。細かな設定も本体で操作するより簡単なので、好みの洗い上がりを選びやすい。お任せだから洗濯の質が落ちるわけでなく、むしろベストな仕上がりに近づけるのです」
家族が多く、洗濯回数が増えがちな家庭や多忙な人は、こうした機能のありがたさをより強く実感できるはず。最新モデルは洗濯の常識を変えてくれるのだ。
1. 遠隔操作でいつでも洗い分けできる二層ドラム式モデル
LGエレクトロニクス
「LG SIGNATURE DUALWash SGDW18HPWJ」(実勢価格:50万円前後)
高価なモデルですが、便利な機能が充実・同時進行で洗い分けできるので、効率よく洗濯できます(神原さん)
メインの洗濯機に加えて、本体下部に引き出し式のミニ洗濯機を搭載。通常の洗濯は上部、色落ちしやすい衣類は下部など柔軟に使い分けられる。メイン洗濯機はタッチパネルで操作。メイン洗濯機は洗濯容量11kg、乾燥容量6kg
▲ミニ洗濯機は、容量2kgと小型ながら、3種の洗濯モードや、スポーツウェア用、すすぎ追加などの機能も備える
▲洗剤や柔軟剤の自動投入機能も搭載している。洗濯物の重量をセンサーが検知し、適量を自動で投入してくれる
▲Wi-Fiを内蔵し、スマホを使った遠隔操作やモード設定に対応する。残り時間や電気量などのデータ確認も可能だ
2. おしゃれ着洗いも家族ごとの調整もスマホ操作で簡単設定
パナソニック
「ななめドラム 洗濯乾燥機 NA-VX900A」(実勢価格:32万円前後)
ナノイー Xで衣類の消臭や除菌ができるところも特徴。洗濯前にも使えて、皮脂汚れなどが落ちやすくなります(神原さん)
洗剤自動投入やスマホ連携に加えて、約40℃でつけ置きして衣類の黄ばみを除去する機能やタオルをやさしく洗い、ふんわり乾かす機能を搭載。約60℃の温水でスチームを発生させて槽を洗浄する機能も備える。洗濯容量11kg、乾燥容量6kg
▲専用アプリで仕上がり時間の設定や変更が可能。こだわりの洗濯行程を登録し、本体に反映させる機能もある
▲洗剤の自動投入タンクは、液体洗剤が容量870ml、柔軟剤は容量580ml。手動投入口も別に備える
3. 洗濯から乾燥、洗剤注文までトータルで確実に時間を短縮
日立
「ビッグドラム BD-NX120E」(実勢価格:30万円前後)
洗剤の自動投入だけでなく、自動で再注文もして、手間を削減。現代的なニーズにマッチした洗濯機です(神原さん)
液体洗剤・柔軟剤の自動投入機能とスマホ操作に対応。AIが洗濯状況をセンシングして、賢くきれいに洗う機能も搭載。洗濯容量12kg、乾燥容量6kg
▲洗剤・柔軟剤の自動再注文機能は、事前に設定しておけば、注文操作など不要で洗剤などがAmazonから届く
▲タンク容量は洗剤が1リットル、柔軟剤が700mlで、詰め替えパックを丸々投入できる。タンク内の残りが少なくなったら通知する機能も搭載
<泥汚れや小物洗いに使えるコンパクトなサブ洗濯機>
赤ちゃんやペットがいる家庭では、洗濯物の洗い分けも悩みのひとつ。そんなニーズに対応するのが、コンパクトな洗濯機だ。洗濯容量が3kg程度で乾燥機能はないが、洗いわけ専用の2台目として使うには十分。メインの洗濯機と同時に使えば、時短にもつながる。
▼コンパクトながら柔軟に使える二層式モデル
シービージャパン
「マイセカンドランドリーハイパー TOM-05h」(実勢価格:1万3000円前後)
小型サイズながら二槽式なところが特徴。洗濯と脱水を簡単に使い分けられるので、幅広い用途に活用できます(神原さん)
洗濯槽と脱水槽を備えた二槽式タイプ。洗い分けだけでなく、小容量の洗濯にも便利だ。洗濯槽内には、ゴミやホコリをキャッチする糸くずフィルターを装備。1回の洗濯での使用水量は最大約19リットル。洗濯容量3.6kg、脱水容量2kg
▲洗濯時間や脱水時間はダイヤルで操作する。アナログな仕様だが、シンプルなので迷うことなく操作できる
▲幅約55cm、高さ約57cmとコンパクトなので、ちょっとしたスペースに設置しやすい。重さは11kgで移動も楽だ
▼急ぎ洗いにも役立つスリムタイプ
BESTEK
「全自動洗濯機 3.8Kg 家庭用 BTWA01」(実勢価格:1万9000円前後)
シンプルなタイプですが、全自動で洗濯できるところは便利。スリムなので狭い場所にも置きやすいでしょう(神原さん)
幅47cm、高さ79cmのスリムな全自動モデル。水位を10リットルから33リットルまで6段階で調節できるほか、洗濯物の量に合わせて自動ですすぎ水量を調節する機能も搭載。約13分で洗い上げるお急ぎコースも用意する。洗濯容量3.8kg
▲小型サイズを生かして、内部のパルセーターで強力な水流を作り、汚れをしっかり落としてくれる
▼左右に回転を繰り返してパワフルに洗濯
サンコー
「コンパクト洗濯機2 SSWMANFM」(8280円)
重さ約5kgでかなり小さいサイズですが、洗濯から脱水までカバー。小物洗いにも活用できます(神原さん)
幅34.5cm、高さ46.5cmとコンパクトなモデル。付属ホースで水道などから給水し、排水ホースで水をバケツなどに排出する。左右に回転する槽で生み出すパワフルな水流で汚れを落とし、すすぎ、脱水まで行う。洗濯容量2kg
▲操作はダイヤル式で、タイマー設定と、洗濯、脱水を選ぶコース選択のふたつのみ。シンプルで操作しやすい
※2020年4月6日発売「GoodsPress」5月号掲載記事をもとに構成しています
取材・文/高橋智
- Original:https://www.goodspress.jp/features/289858/
- Source:&GP
- Author:&GP
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