新年度も始まり、これから家計を見直さなければと考える人も多いのではないでしょうか。銀行口座や財布の中身は把握できていても、スマホ決済の残高や支払い履歴を含めると、全容が見えづらくなりがちです。
しかし、「Zaim」や「マネーフォワード ME」といった家計簿アプリを用いれば、「LINE Pay」など一部のスマホ決済アプリでの支払い情報を一括管理できます。本稿では、それぞれのiOSアプリから連携する手順について紹介しましょう。
■「家計簿Zaim」をLINE Payに紐づける
まずは、Zaimが提供する家計簿サービス「家計簿Zaim」(Android、iOSともに無料/有料のプレミアム会員サービスあり)にLINE Payを紐付けてみます。同サービスでは、あらかじめめ月の予算を設定しておき、支出状況と照らし合わせて確認する機能が備わっているのが特徴。使い過ぎを予防するためには最適です。
ZaimとLINE Payとの連携は、手順こそ難しくはないものの、少々ややこしい部分があります。2度の同意があることを忘れずに、下記の手順を進めましょう。
▲「家計簿Zaim」アプリをインストールして起動。初利用の場合には、「初期登録」を選択して、メールアドレスとパスワードでサインアップしよう
▲「残高」タブを選択し、「電子マネー・交通系カード」を選択。「LINE Pay(API)」をタップする
▲「連携する」をタップ。手順を確認し、「LINE Payと連携する」をタップ
▲「LINE」の認証画面が立ち上がるので、「同意する」をタップ。「”Zaim”で開きますか?」の「開く」をタップ
▲「連携済みの金融機関一覧」をタップすると、LINE Pay(API)が追加されているが、まだ完了ではない。もう一度「LINE」を起動しよう
▲「LINEウォレット」のトーク画面にLINE Payの「同意画面に移動」というメッセージが届いているので、これをタップ。家計簿アプリ連動の画面で「同意」をタップしよう。
▲これでようやくLINE Payの連携が完了。「残高」画面からLINE Payの残高を確認でき、タップすると履歴を確認できる
■「マネーフォワード ME」をLINE Payに紐づける
続いて、マネーフォワードが提供する個人向けの家計管理アプリ「マネーフォワード ME」(Android、iOSともに無料/有料のプレミアムサービスあり)をLINE Payと紐付けてみましょう。登録手順は、画面手順通りに進めれば完了する、分かりやすい導線になっています。
なお、同サービスでは、支払いのカテゴリーが円グラフ化されるので、どの項目で出費が多いのかを確認しやすい点がメリットです。
▲「マネーフォワード ME」アプリを起動し、初めての場合には「上意に同意してはじめる」>「続ける」をタップ
▲今回は「メールアドレスで登録」で登録を進めてみた
▲メールアドレスに届いた確認コードを入力し、パスワードを設定
画面指示に従って、年齢やよく使う支払い方法など、初期設定を進めていきましょう。なお、今回はよく使う支払い方法で「電子マネー・プリペイド」も選択しておきました。
初期設定が終わったら、「口座」タブを選択し、いよいよLINE Payを紐付けます。
▲「口座」タブから「電子マネー・プリペイドを連携」欄の「連携する」をタップ。「LINE Pay」を選択する
▲「連携する」をタップし、「開く」をタップすると「LINE」が起動する
▲「同意する」をタップし、「マネーフォワード ME」の画面に戻ったら、「LINEを起動する」をタップ
▲「LINE Pay」のトーク画面に届いているメッセージで「同意画面に移動」をタップし、「同意」をタップ
▲LINE Payとの連携が完了。「家計簿」タブのグラフにLINE Payでの収支が反映された
* * *
家計簿アプリには、普段使っている銀行口座やクレジットカードも大抵登録できます。対応しているコード決済アプリはまだ限定的ではありますが、LINE Payをメインで運用している場合には、一括して収支を管理してみてはいかがでしょうか。
>> [連載]〇〇Payの選び方
文/井上 晃
井上 晃|スマートフォンやタブレットを軸に、最新ガジェットやITサービスについて取材。Webメディアや雑誌に、速報、レビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter
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