ソフトバンクロボティクス株式会社は、医療施設などの生活インフラとされる6業種を対象に、AI清掃ロボット「Whiz(ウィズ)」と科学的な清掃方法の確立をサポートする「施設清潔度診断サービス」を無償で提供することを発表した。
・高まる菌やウイルスへの対策意識
これまでもソフトバンクロボティクスは、「Whiz」の提供を通じて、清掃業界が抱える人手不足や清掃業務の効率化といった課題解決に取り組んできた。
コロナウィルス感染拡大の状況にある今の状況の中、同社は清掃員らの負担を軽減するため、また業務を継続されている施設での清掃を支援するために、生活インフラとされる6業種を対象に「Whiz」を無償で提供することを決定したという。
さらに、科学的な清掃方法の確立をサポートする「施設清掃度診断サービス」も同時に実施していく予定だ。
・バキュームクリーナーのAI清掃ロボット
「Whiz」は、主にカーペットなどの床の清掃を目的とする、自律走行が可能な乾式バキュームクリーナーのAI清掃ロボット。最初に「Whiz」を手押しして清掃エリアの地図データを作成し記憶させることで、それ以降はスタートボタンを押すだけで記憶した地図データを基に清掃ルートを自律走行してくれる仕組み。清掃時の品質を一定に保つことができるという点が大きなメリットだ。
また、複数のセンサーが搭載されており、障害物を回避しながら走行することも可能なので安全面も安心できる。同時に実施される「施設清掃度診断サービス」では、科学的に清掃を診断し、ロボットと人間の清掃作業を分担させる清掃方法の構築をサポート。清掃員の負荷を減らす解決策を提案していくという。
コロナウィルス感染拡大のこのような状況下だからこそ、ロボットの力借り、効率良くまた安全に仕事に取り組める社会の構築に期待したい。
- Original:https://techable.jp/archives/122145
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:kawaguchiasuka
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