Appleサプライヤーが労働者を解雇しているとの報道〜新コロでの需要減が原因か

IPhone12 concept 4
 
中国・鄭州市のFoxconn生産施設では、現地時間の4月10日から時間外労働がまったくない状態となっており、従業員たちは休暇をとることを推奨されている、と英Financial Timesが伝えています。

Pegatronは1,000人の従業員を解雇

過去の報道では、Foxconn新型コロナウイルスの影響を乗り越え、元の稼動状態に戻ったとのことでしたが、もちろん工場の稼働状況はAppleからの発注に左右されます。
 
新型コロナによる需要減の影響を受けているのはFoxconnだけではなく、同じく台湾企業でApple製品の組み立てを担うPegatronも同様の状況に置かれている、と報じられています。
 
Financial Timesによれば、Pegatronは「米国から発注が入ってきておらず、従業員を保持する理由がなくなった」と述べており、1,000人の季節労働者と契約社員が解雇されたとのことです。
 
アナリストたちは以前から5G対応iPhone12の発売時期の延期は米国とヨーロッパでの需要次第であるとの見解を示していましたが、新型ウイルスが収まったとは言えない状況下では、スマートフォン需要が停滞するのも納得がいくため、若干の遅延は賢明と言えるかもしれません。

iPhone12シリーズの登場は10月以降か

iPhone12の登場時期については意見が分かれていますが、Appleサプライヤーに独自の情報筋を持つ著名アナリストのミンチー・クオ氏によると、次期フラッグシップiPhoneモデルは現在、技術検証試験(EVT)の段階にあるが、5Gアンテナシステムの設計に大きな変更が加えられたためテストが延期となったとのことで、9月以降になるとの見方が濃厚なようです。
 
クオ氏は、iPhone12のうち、6.1インチと5.4インチモデルは9月に量産開始できると見ていますが、複雑な設計な6.7インチモデルは大量生産が10月にずれ込む可能性を指摘しています。
 
iPhone12シリーズの発売時期を推測するのに、2017年のiPhone Xが参考になるかもしれません。iPhone Xは9月に量産開始となり、10月終わりから11月にかけての発売となっています。
 
 
Source:Financial Times via AppleInsider
Photo:Svetapple.sk
(lexi)


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