新型コロナウイルス対策として政府が全国民に10万円を給付する見通しとなりましたが、携帯大手キャリアを装い、「10万円の一律給付をキャリアが行う」などとした不審なメール・SMSが出回っているとして、キャリア各社が注意を呼びかけています。
「キャリアを通して給付金を給付します」は詐欺!
キャリア各社の発表によると、不審なメール・SMSは新型コロナウイルス感染症に関連した内容で、キャリア正規の送信元であるかのように装った形式で送信されています。こうしたメール・SMSはユーザーの個人情報や通帳、キャッシュカード情報、暗証番号などの詐取を目的としたものとみられます。
メール本文中に記載されたリンク先にアクセスすると、口座情報などの個人情報を求められるサイトに誘導されるなど、キャリアをかたって口座番号や暗証番号を聞き出そうという内容になっています。
ドコモ公式サポートのTwitterアカウントにて、給付金を装う迷惑メールの文例が掲載されています。
【新型コロナウイルスに関する迷惑メール】10万円特別定額給付金(仮称)の手続きの案内やマスクの無料配布等を装った内容のメールが届き、URLにアクセスすると口座情報等を求めるサイトへ誘導される事例が報告されています。お気を付けください。【ドコモからのお知らせ: https://t.co/J4DpjkSrsK 】 pic.twitter.com/qHXDEPcslw
— ドコモ公式サポート (@docomo_cs) April 22, 2020
このほか、10万円特別定額給付金(仮称)の手続方法の案内を装ったものや、メール不足に便乗したマスクの無料配布、抽選・販売等を装った内容も確認されています。「キャッシュバック」「現金還元」「当選」等を謳ったメール・SMSも報告されていますが、いずれも詐欺目的のメールと考えられます。
このような内容のメール・SMSは悪意のある第三者による詐欺目的と考えられますので、不審なメール・SMSのリンク先にはアクセスしないようご注意ください。もしアクセスしてしまった場合でも、個人情報は入力せず、不審なアプリのインストールを求められた際もインストールしないよう注意しましょう。
政府による給付金はキャリアを通して配布されません。消費者庁によれば、具体的な給付の方法は検討中で、現時点で市区町村や総務省などが、住民の世帯構成や銀行口座番号などの個人情報を、電話や郵便、メールで尋ねることは絶対にないとしています。
新型コロナ関連の詐欺相談事例など国民生活センターで随時案内
キャリアだけではなく、役所などを装って給付金を給付するといったメール・SMSも確認されています。新型コロナウイルス関連の詐欺とみられる相談事例は国民生活センターのWebサイトで随時更新されています。
消費者庁は、特別定額給付金に関して、市区町村や総務省などがATMの操作を依頼したり、給付のために手数料の振込みを求めたりすることは絶対にないとした案内をWebサイトに掲載しています。
Source:ソフトバンク, NTTドコモ, UQ, ワイモバイル
(asm)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-284960/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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