そうした需要を受け、北米で買い物代行サービスを展開しているInstacartは23日、買い物の品をユーザー宅に届ける「ショッパー」と呼ばれるスタッフを新たに25万人採用すると発表した。同社は3月にも30万人採用を明らかにしていて、合わせると55万人増とかつてない規模となる。
・ユーザーが激増
こうした人々が、必要な食品や日用品を入手するのにInstacartに頼っている。ネットやアプリで欲しいものを注文すると、これらをショッパーが店舗でピックアップしてユーザー宅に届ける仕組みだ。
自宅から一歩も出ることなく欲しいものが入手できるとあってInstacartのユーザーは激増していて、こうした需要に対応するための今回の25万人追加採用だ。
・ショッパー計75万人に
需要増は、新型コロナ感染拡大が本格化した2月末ごろからみられ、Instacartは先月ショッパーを30万人採用すると発表したばかりだ。発表前のショッパー数は20万人で、追加の30万人で50万人に、そこに今回の25万人が加わって計75万人となる。
同社は16日に処方薬デリバリーでのCostcoとの提携を発表するなど、今後も需要は続くことが見込まれる。
Instacartのスタイルでは、ユーザーに代わって買い物をするショッパーが感染リスクを負うことになるが、同社は今回の25万人採用の発表と同時に、ショッパーがマスクや手指消毒剤をアプリダッシュボードで注文できるようしたほか、ボーナス給付の期間を延長したことなども明らかにした。
(文・Mizoguchi)
- Original:https://techable.jp/archives/122580
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
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