Appleサプライヤーに独自の情報筋を持つ著名アナリストのミンチー・クオ氏が、Appleの次期AirPods、次世代AirPods Pro、Appleブランドのハイエンドオーバーイヤーヘッドホンの登場時期についての新たな予測を発表しました。
次期AirPodsの外部デザインは現行モデルとほぼ同じに?
「AirPods(第3世代)」は、2021年上半期に量産体制に入り、新しい内部構造のデザインが採用される見通しです。第2世代のAirPodsの見た目が初代AirPodsからほとんど変わらなかったのと同様に、第3世代も外部デザインはほぼ同じになるとみられています。
「AirPods Pro(第2世代)」の大量生産が開始されるのは、2021年の第4四半期(10月〜12月)か、2022年第1四半期(1月〜3月)となる見込みとのことで、もうしばらくかかりそうです。次期AirPods Proには、プリント基板ではなく、SiP(system in a package:複数のLSIチップを1つのパッケージ内に封止した半導体)が採用されるとの見方です。
Appleブランドのハイエンド仕様のオーバーイヤーヘッドホンの量産は、2020年後半の発売を見据えて今年の半ばに始まる見通しです。
次世代AirPodsは今年中に発売されない?
2020年末に次世代AirPodsが発売されるとの噂もありますが、クオ氏は懐疑的です。サプライチェーンの情報筋はBeats製品のデザインプロセスと混同しているのだろう、と同氏は述べています。
「市場はAirPodsの新モデルが2020年下半期に出ると期待しているようだが、新しいBeatsモデルと勘違いしているのではないかと思う」
AirPods Pro Liteについての言及はなし
台湾メディアが幾度にもわたって報じた「AirPods Pro Lite」について、今回のクオ氏の予測では直接触れられておらず、次期AirPodsモデルの登場時期との相関関係は不明です。
新型iPad Pro、新型MacBook Airなどの製品の発表を見事言い当てたジョン・プロッサー氏(@jon_prosser)は、コードネーム「B517」のもと「AirPods X」が開発されており、今年9月か10月に発売に至ると予測していますが、こちらについてもクオ氏は言及していません。
AirPodsからAirPods Proへと需要は移っている?
クオ氏の観測によれば、新型コロナウイルスの感染が拡大してからというもの、Appleのイヤホン製品の需要はAirPodsからAirPods Proへシフトしているとのことです。
AirPods(第2世代)の出荷台数は2020年第2四半期(4月〜6月)に対前年四半期で40%減となる、1,100万台〜1,300万台に落ち込むと予想されています。
一方、AirPods Proの出荷台数は、買い替え需要と新機能の魅力に支えられ上昇傾向にあり、2020年第2四半期には対前年四半期で70%となる、1,100万台〜1,300万台まで達するとみられています。
クオ氏は、2020年の全AirPodsモデルの出荷台数は9,000万台に上ると予想しています。9,000万台のうち、5,000万台〜5,500万台はAirPods、残りの3,500万台〜4,000万台はAirPods Proが占めるとの見通しです。
Source:AppleInsider
Photo:Apple
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-285191/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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