いまや40℃超えが珍しくない日本の夏。クーラーボックスは夏キャンプの必需品です。
これまで食品は、保冷力の高いハードクーラー、缶飲料は多少ぬるくなっても衛生的に問題がないのでソフトクーラーでの保管もOKと言われていました。
ところが、そんな常識を打ち破ったのがAOクーラーズのソフトクーラー。
アメリカで1990年より食肉産業・水産産業向けのクーラーを販売しているAOクーラーズ。その軽さと保冷力がアウトドア業界でも使えると評判となったクーラーブランドです。
日本には2017年に上陸し、「ハードクーラー並み、いやハードクーラーよりも保冷力があるぞ」とSNSで評判となっています。
▲断熱材は1.9cm!
生地は内側より、ウォーターベッドに使われるビニールライナー、その内側にポリエステルの紡糸シート、断熱材(ポリエチレンフォーム)、断熱材の外側に防湿のためのポリエチレンフィルム、そして雰囲気がよくて耐久性にすぐれたキャンバス(ほかにバリスティックやカーボンファイバー調もあります)という5層構造! これなら鮮度が命の水産・食肉業界で働く人たちも安心です。
▲ペラペラの断熱シートを貼っただけのクーラーバッグとはモノが違う
もちろんソフトクーラーですから、使わないときはぺたんこにして収納できます。この手軽さがソフトクーラーの魅力とも言えます。
■さすがアメリカ!容量は350ml缶で表記
AOクーラーズのソフトクーラーバッグは、350mL缶が何本入るかを表記しています。
▲AOクーラーズ「48パック キャンバス ソフトクーラー」(モッシーオーク1万9500円、ブラック1万6000円/ともに税別)は、サイズ:W53×D33×H33cm、重量:2087g
350ml缶を20本敷き詰め、2Lペットボトル2本が余裕で入りました。缶を2段にしても、氷をいれるスペースを確保できます。48パックという表記に偽りなし。
▲ペットボトルを立てて収納するとこんな感じ
サイドのバックルを外してトートバッグのようなシルエットにすると容量が増えるし、サイドを留めた状態でも余裕でファスナーを閉められました。
シルエットを変えることで、長いボトルや大きめの食材を無理なく納められることもソフトクーラーのいいところ。ちなみに、サイドのバックルを留めると容量はやや小さくなりますが保冷力がアップするとのことです。
表のキャンバス地にはポケットが付いています。申し訳程度のポケットではなく、端から端までぐるりと囲んでいるので、カッティングボードとカトラリーをいれておけば、ピクニックにも重宝しそう。
キャンバスシリーズの容量は6パックから48パックまで6種類あり、48パックの容量は約45L。
1〜2泊のキャンプでは40〜50Lのハードクーラーと、20〜30Lのソフトクーラーを併用するファミリーが多いようですが、AOクーラーズの48パックならメインクーラーとして、容量、保冷力ともに十分です。
「ソフトクーラーもメインになり得る」と思わせたエポックメイキングなブランド、AOクーラーズ。試す価値は大いにあります。
取材・文/大森弘恵
大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。Twitter
- Original:https://www.goodspress.jp/reports/293867/
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