iOS14で実現?Spotifyトップ、iPhoneの音楽アプリ設定変更に期待

Apple Spotify
 
音楽配信サービス大手Spotifyのダニエル・エク最高経営責任者(CEO)が、iPhoneなどで標準の音楽再生アプリとしてサードパーティ製アプリを設定可能になることへの期待を語っています。

iOS14では標準設定アプリの変更が可能に?

Spotifyのダニエル・エクCEOは、Bloombergのインタビューに対して、Appleが「開かれた公平なプラットフォーム」の提供に向かっていると期待している、と語っています。
 
この発言は、Appleがサードパーティ製のブラウザやメールアプリを標準設定アプリとして利用できるよう検討中である、と今年2月にBloombergが報じたことを踏まえたものです。
 
サードパーティ製アプリを標準アプリとして設定できる機能は、6月22日からの世界開発者会議(WWDC 2020)で発表が見込まれるiOS14で実現する可能性が伝えられています。
 
ただし、2月の報道では音楽アプリについての検討状況には触れられておらず、iPhoneなどで「ミュージック」アプリの代わりにSpotifyなどのサードパーティ製アプリを標準設定可能になるかは不明です。

Appleを提訴したSpotify

Spotifyは2019年3月に、App Store経由で支払われるSpotify利用料金の一部をAppleが徴収することや、アプリのアップデートを不当に阻止しているのは独占禁止法違反にあたると主張して欧州委員会に提訴しています。
 
Appleはこの主張に対して「App Storeで無料配布されたアプリのユーザーから、Appleの課金システムを使って徴収する利用料金を全部自分のものにしようとする主張は、誤解を招く表現で不適切だ」と反論を公開しています
 
Appleはその後、Siriをサードパーティ製アプリにも開放し、SpotifyもSiriによる操作に対応すると同時に、Apple TV用アプリも公開しています。また、Spotifyは、Apple WatchでもSiriで操作可能になっています。
 
現時点では、HomePodでSpotifyなどのサードパーティアプリを操作して音楽を聴くことはできませんが、2020年のうちにも利用可能になるとの情報もあります。

 
 
Source:Bloomberg
(hato)


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