これまで株式会社JX通信社の運営する速報ニュースアプリ「NewsDigest」は、アプリ内に「新型コロナ」特設タブを設置し、「新型コロナウイルス感染状況マップ」など同ウイルスに関する情報を発信してきた。
そしてこのたび、同アプリ内にGPSを活用してピンポイントの場所の感染事例をチェックできる新機能を追加。この機能を活用すれば、自分の現在地周辺の感染事例の有無や件数など感染リスクを把握でき、感染拡大防止に役立つとのこと。
新機能追加の背景
先日、緊急事態宣言の延長が発表されたが、13の特定警戒都道府県以外の34県では地域によって外出自粛が緩和される動きが出てきた。そのなかで、外出や店舗の再開により再び感染が拡大することを防ぐ必要がある。
また現在、同ウイルスの影響が長期化したことにより、感染場所をめぐる根拠のない噂やデマの拡散、風評被害につながる事例が増加しているという。
このような状況を受け、正確な情報のもと感染リスクを把握できる新機能が追加されたのだ。
プライバシーに配慮した正確な情報
同アプリの感染状況マップは、約1700ヶ所・約5,000人以上(7日時点)の感染事例に関連する場所の情報を、自治体や企業による正式な発表に基づき収集している。
同機能は、そのマップ上でユーザーがボタンをタップしたときのみGPS位置情報が使用され、現在地周辺の感染事例や施設における消毒状況をチェックできる仕組みだ。
また、感染事例の日付をもとに、ユーザーがその日の前後にその場所に行っていないかのチェックもできる。
なお、同機能を使う際に位置情報を使用しても、移動経路の保存などは一切行われないとのこと。また、情報を公の発表から収集するため、個人情報を送信せずに接触リスクを把握できるプライバシーに配慮した機能となっている。
一部地域で外出自粛が緩和されているが油断は禁物だろう。外出の際は正しい情報をもとに感染リスクを把握し、適切な行動判断が必要になりそうだ。そんななか、ピンポイントの情報を提供してくれる同機能は行動判断の参考になるかもしれない。
- Original:https://techable.jp/archives/123617
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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