飲食店の予約顧客管理システムの開発・提供をグローバルに展開中の株式会社TableCheckは、新型コロナウイルスの影響で窮地に陥っている飲食店を支援すべく、月間アクティブユーザー数3,300万(2019年3月時点)を誇る「Instagram」と連携を開始。
これにより飲食店は「Instagram」を通じて、テイクアウトメニューなどを無料で告知・拡散できたり、ユーザーからの事前決済での予約を受け付けたりできる。
「Instagram」に新機能
同社は、24時間365日リアルタイムの空席情報を把握する技術を活用し、予約・顧客管理をスムーズにする飲食店向けシステム「TableSolution」とユーザー向け飲食店検索・予約ポータルサイト「TableCheck」を運営中だ。「TableSolution」は世界25ヵ国・地域約4,900店舗で提供され「Dining Connected ~世界中のレストランとカスタマーの最良の架け橋になる~」という同社のミッションを体現してきた。
そんななか発生した新型コロナウイルスは、飲食店に甚大な影響を及ぼしている。同社はそんな飲食店を支援すべく、2020年4月16日より「テイクアウト」「デリバリ―受付」「前売り応援プラン」という3つの新機能を初期費用・月額費用・注文手数料すべて無料で提供すると決定(2020年9月末終了予定)。
そしてこのたび「Instagram」と連携し、「Instagram」上での無料の告知・拡散に加え、上記の3つの機能に対応した新機能を追加した。
新機能の詳細
同提携により「Instagram」に追加された機能の1つ目は「料理を注文」機能だ。これは先述の「テイクアウト」「デリバリ―受付」に対応した機能で、テイクアウトやデリバリーメニューの予約受付・事前決済を可能にする。
2つ目の機能は「ギフトカード」機能。これは「前売り応援プラン」に対応した機能で、リターン付の事前決済型プランだ。現在休業中の飲食店でも再開後に使える「特典付応援プラン」を販売し、事前決済してもらうことで売上確保につながるという。例えば東京・渋谷の「ura庭」の場合、1口2,000円から購入できる応援プランを販売し、次回来店時にはラテプリントドリンクのリターンがついてくる。
このような機能を実装し世界最大級のSNSプラットフォームにて告知・拡散させることで、より効果的な集客を期待できるという。なお、Instagramアカウントの開設およびビジネスアカウントの設定が可能な飲食店はすべて無料で利用できるとのこと。
ユーザーは、飲食店がInstagramストーリーズで投稿するスタンプやプロフィールのアクションボタンをタップするだけで簡単に新機能を使うことができる。
また、新リリースされた「お店を応援」スタンプを使いお気に入りの飲食店を拡散することも可能。さらにこのスタンプをまとめた「お店を応援」ストーリーズがホーム画面に表示され、友人や注目クリエイターがおすすめする飲食店をすぐに見つけられるとのこと。
- Original:https://techable.jp/archives/124065
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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