iPhone12はリフレッシュレート120Hzディスプレイを搭載しない?

iPhone12 series size comparison
 
ここ最近、今秋発売見込みの次期iPhone(iPhone12)が、リフレッシュレート120Hzのディスプレイを搭載するとの情報が立て続けに報じられていますが、ディスプレイ情報に詳しい人物がこの噂の否定ともとれるコメントをしています。

iPad Proはリフレッシュレート120Hzのディスプレイを搭載

最大120Hzリフレッシュレート(1秒間に120画面を書き換える)のディスプレイは、すでに2017年発売のiPad Proが搭載していますが、iPhoneではまだ採用されていません。
 
そのため、画面の反応や動きを大幅に向上するこのディスプレイを搭載したiPhoneが登場するという噂は、これまでにも繰り返し浮上していました。

多くの有名情報提供者やメディアが予想

昨年7月には、Samsung関連の未発表情報に詳しいIce universe氏(@UniverseIce)がTwitterに、「Appleは60Hzと120Hzの切り替えが可能な画面を搭載したiPhoneのリリースを2020年に検討しており、SamsungおよびLGと話し合っている」と投稿したほか、同年10月には台湾メディアDigitimes、今年4月にはBloomberg記者のマーク・ガーマン氏、5月にはYouTubeチャンネルEverythingAppleProも、iPhone12がリフレッシュレート120Hzディスプレイを搭載する可能性があると伝えています。

120HzにはLTPOが最適

これに対し、Display Supply Chain Consultants(DSCC)の創業者兼最高経営責任者(CEO)のロス・ヤング氏は、iPhone12が搭載するのはiPhone11シリーズと同じ低温ポリシリコン(LTPS)有機EL(OLED)になるだろうと述べた上で、「LTPSでも120Hzは実現できるが、消費電力が非常に大きい。120Hzには低温多結晶酸化物(LTPO)が最適だ」とコメントしています。
 
つまりヤング氏は間接的に、今年発売見込みのiPhone12は、リフレッシュレート120Hzのディスプレイを搭載しない、と述べていることになります。

iPhone12はLTPOディスプレイを搭載しない

iPhone12がLTPO OLEDを採用しない理由については、先日のツイートでも説明していましたが、改めて下のように繰り返しています。
 
「私達の理解では、Samsung DisplayにあるApple専用の生産ラインは、来年までLTPOを生産するようにはならない。一方でGalaxy向けのほかの2つのラインは、今年夏に生産可能になるだろう。これがiPhone12には(LTPOが)搭載されない理由のひとつである」
 

 
 
Source:Ross Young/Twitter
Photo:EverythingApplePro
(lunatic)


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