iPhoneの組み立てを担う台湾Foxconnの2020年第1四半期(1月〜3月)の利益は、前年同期比で90%減少した、とReutersが報じています。
利益は2000年第1四半期以来最低の水準に
新型コロナウイルスの影響による消費者需要の減退を受け、Foxconnの今年1月〜3月期の利益が過去20年間で最低の水準となったことがわかりました。
2020年第2四半期(4月〜6月)は収益は2桁台の成長に転じると強気のFoxconnですが、Reutersはおそらく1桁台の減少が予測されると悲観的な見方です。
Foxconn会長のリウ・ヤンウェイ氏は、新型コロナウイルスのパンデミックに起因する「リモートワーク、オンラインエンターテインメント、新しいライフスタイルが新しい成長機会を与えてくれている」と楽観的ですが、2020年第1四半期の42%の収益を占めた電子製品部門は、年間15%の売上減が予測されています。
ヤンウェイ氏は「(スマートフォンを含む)電子製品に関しては、多くの人が自宅待機を余儀なくされているので消費者の購買力が下がっている。購買力の回復にはかなり長い時間がかかるだろう」とも述べており、決して現実から目を背けているわけではないようです。
中国でのスマホ出荷台数は4月に入ってから回復傾向に
新型ウイルスの影響で、1月〜3月の中国におけるスマートフォン販売は前年同期比で20%以上減少する見通しである、と調査企業が2月に伝えました。
しかしながら、4月に入ってからは回復傾向にあることがわかっており、中国国内の先月のスマートフォンの出荷台数は前年同月比で17%増となったと先日報じられました。
Foxconnは3月の時点で「今年上半期の収益成長は期待していない」とコメントしており、通年の収益は「若干の成長」がみられる程度にとどまると予測しています。
Source:Reuters
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-289160/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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