xR(VR・AR・MR)クリエイティブプラットフォーム「STYLY」を運営する株式会社Psychic VR Labと株式会社パルコ、株式会社ロフトワークの3社は2018年1月、3次元空間表現を開拓する実験的プロジェクト/コミュニティとして「NEWVIEW(ニュービュー)」を立ち上げた。
このたび、「NEWVIEW」の2020年の活動第1弾として、次世代アーティストの発掘・育成のためのプログラム「NEWVIEW SCHOOL」の第2期をオンラインにて開催すると発表。2020年5月18日~6月12日の期間で受講生を募集し7月より開講する。
なお、受講検討中の人を対象とした事前説明会を2020年6月3日にオンラインで開催するとのこと。
アップデートし、オンラインで開講
「NEWVIEW SCHOOL」の第1期は東京・京都のみで開講したが、今回は「Zoom」を活用したオンラインで開講するため全国から受講できるようになった。また、第1期ではVRにフォーカスしていたが第2期ではARを追加しxRのアートスクールへとアップデートする予定だという。
制作ツールには「STYLY」と「Unity」を使用し、VRとARの両輪で体験デザインを習得していく。なお、「STYLY」と「Unity」の習得は、オンラインで事前に履修できる環境を整えるため、スクールではスキル習得と作品制作に集中できるとのこと。
同スクールでは第1期に引き続き、ファッション・カルチャー・アート分野のVRコンテンツアワード「NEWVIEW AWARD」への作品応募を目標とするようだ。
ちなみに、第1期では世界8ヶ国から合計254作品が集まった「NEWVIEW AWARD 2019」において、受賞者2名および8名のファイナリストを輩出している。
次世代クリエイターを育てる
同スクール第2期は2020年7月4日に開校式がおこなわれ、基礎講座から応用・表現講座を学びつつ、卒業制作となる作品を完成させていく。作品を制作する過程で企画のプレゼンや中間発表、ブラッシュアップ、講評という流れで最終的には「NEWVIEW AWARDS 2020」に応募する作品が完成するのだ。
同スクールの講師陣はデジタル技術を取り入れた作品を生み出すクリエイターで構成されている。講義や制作作品へのフィードバックを担当する「ゼミ講師」にはコグニティブ・デザイナーの菅俊一氏やプログラマー・ARクリエーターの北千住デザイン氏ら4名。「ゲスト講師」には編集者の伊藤ガビン氏やショートショート作家の田丸雅智氏、美術家の小泉明郎氏という多彩な人材が勢揃いだ。
「『体験のデザイン』としての総合芸術=xRを学ぶ。あたらしい表現の学校」というキャッチコピーを掲げる同スクール第2期は、「xRであることが目的化するのではなく、『xRである理由』を考えながら作るための思想」を学べる場として、次の時代のクリエイションを担う力を与えようとしている。
- Original:https://techable.jp/archives/124787
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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