米Fortune誌が毎年公開している企業売上高ランキング「Fortune 500」の2020年版で、Appleが4位にランクインし、38年連続で同ランキングに名を連ねました。
勢い目立つAmazon、純利益では独擅場のApple
2019年の売上高を対象としたFortune 500で見事1位に輝いたのは、5,239億ドル(約56兆円)を売り上げたWalmartでした。世界最大のスーパーマーケットチェーンである同社は、2000年以降必ず1位か2位のどちらかをキープしています。
Appleは昨年の3位から4位へと順位を下げました(2,601億ドル=約28兆円)。テック企業の中では長らくトップだったAppleですが、今回は前年から21%増収と急成長するAmazon(2位)にお株を奪われた格好です(2,805億ドル=約30兆円)。
Fortuneによる、Appleについてのレビューは以下の通りです。
強大なAppleは2019年、売上高(前年比2%減の2,600億ドル)とランキング(3位から4位へ)の両方でわずかに落ち込んだ。ショックを吸収したのは、このコンピュータ&スマートフォン・メーカーの金を稼ぎ出す才能だった。Appleは550億ドル儲けたのだ(※注:純利益のこと。ちなみに1位のWalmartは148億ドル、2位のAmazonは115億ドル)。3つのカテゴリーが、Appleの売上スランプを物語っている。Appleの全体収益で55%を占めるiPhone売上は、前年比で14%減少した。ストリーミングやサブスクリプションなどの、全体で18%を占めるサービス部門は、16%成長した。そしてウェアラブル(AirPodsやApple Watch)にスマートフォン以外のアクセサリー(iPods、HomePods、Beats製品)は41%と飛躍的増加を遂げたが、全体の9%しか占めていない。
Fortuneの指摘をまとめると、Appleは売上高の核となるiPhoneに勢いがないために、その他カテゴリーの増収が相殺されてしまっており、結果として全体の売上高が伸び悩んでいる、といったところでしょうか。絶賛一辺倒だった昨年のレビューと比較すると、少々手厳しさが感じられる内容となっています。
とはいえ、Fortuneも舌を巻くほかないように、Appleの純利益(550億ドル)は圧倒的です。同社を除いた1位〜5位の純利益を合計しても、550億ドルには届きません。
ちなみに主だったテック企業では、Googleの親会社であるAlphabetが11位、Microsoftが21位、Facdebookが46位にランクインしています。
Source:Fortune
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-289592/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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