新iPad Proでクリエイティブな趣味に挑戦!【趣味時間 最新モノ案内】

【特集】趣味時間 最新モノ案内

3月末にリリースされた「iPad Pro」の最新モデルは、高い性能を備えつつ、アプリやアクセサリーの選択肢も豊富。仕事だけでなく、趣味の創作活動にも活躍してくれる。プロのクリエイターも認める、最高のデバイスなのだ。

ITジャーナリストの西田宗千佳さんは、12.9インチのiPadProを購入し、すでに1カ月ほど使い込んでいる。主に原稿の執筆や読書、動画閲覧などに活用し、快適さを実感しているとのこと。その話を聞いた。

 

教えてくれた人
ITジャーナリスト 西田宗千佳さん
フリージャーナリストとして、 PC、デジタルAV、家電、そしてネットワーク関連などを対象に国内外で幅広く取材。主に、各種機器や業界の取材記事と個人向け解説記事を担当する

■PCよりスピーディかつクリエイティブに使える

「キーボードと組み合わせてノートPCのように使っていますが、やはりアプリの立ち上がりが速いのは便利。アイデアが思い付いた時などに、素早くメモできます。文字入力もかなりスムーズ。iPad OS 13.4の機能でマウス操作ができるようになりましたし、変換の体感スピードが上がっていて、ストレスなく打ち込めます」

タッチパッド搭載の「Magic Keyboard」が発売されたこともあり、仕事用に購入する人も多いだろうが、西田さんは趣味での活用にも向いていると見る。

「ディスプレイが高品質なのでイラストなどの趣味にも使いやすいでしょう。何より作品作りに使えるアプリが豊富なところがいい。いまクリエイティブ分野のアプリは、PC用よりiPad用の方が充実していると思います。有料アプリが多いが故に開発が活発で、どれも質がいいので満足できるはずです」

また、USB-C端子を搭載しているので、周辺機器が使いやすいこともメリット。USBハブなどの選択肢が豊富になり、デジカメで撮影した写真の取り込みや外部機器との接続が容易になる。

「搭載するカメラは、超広角が追加されて、広角と切り替えながら使えるようになっています。AR機能の精度も上がっていて、対応するアプリも増えてきているので、新しい体験を試したい人にもお勧めできますね」

そして重要な価格の面でも、買いと思える理由がある。

「2018年モデルと比べると全体的にストレージ容量が底上げされ、価格は実質下がっています。最小サイズが128GBになり、1TBのモデルは最大で3万5000円近く安くなっていて、お買い得感が増しているのではないでしょうか」

高性能でアプリが豊富な上、アクセサリーも使いやすい。最新のiPad Proは、趣味のパートナーとしても有力な選択肢と言えるだろう。

 

▼クリエイティブワークにも大活躍シリーズする最上位モデル

アップル
「iPad Pro」
(11インチ/Wi-Fiモデル:9万3280円~、11インチ/Wi-Fi+Cellularモデル:11万1980円~、12.9インチ/Wi-Fiモデル:11万5280円~、12.9インチ/Wi-Fi+Cellularモデル:13万3980円~)

クリエイティブなプロユースにも対応する高性能タブレット。高精細なLiquid Retinaディスプレイや4K動画撮影にも対応する二眼カメラなど、上位モデルに相応しいスペックを備える。AR用スキャナーも進化している。

▲A12Z Bionicチップや8コアGPUを搭載し、処理能力が向上。映像関連のアプリも快適に利用でき、大容量データでもスムーズに処理できる

▲Liquid Retinaディスプレイは264ppiの解像度で、広色域をサポート。最大120Hzのリフレッシュレートを自動調整して、素早い応答性を実現している

▲カメラは二眼仕様。静止画や4Kビデオ対応の1200万画素広角カメラと、2倍ズームアウトで超広角に対応する1000万画素カメラという構成 

▲iPad OSの新機能に対応し、iPadに最適化されたマウス操作も可能に。アプリやテキストなどに重ねると、内容に合わせて大きさや形状が変化する

 

■最新iPad Proが自宅ホビーに最適な理由

1. 高性能化しつつお得感もアップ

2018年モデルと比べると、CPUやカメラなどの性能がアップ。 LiDARスキャナの搭載やトラックパッド対応など機能面も強化された。ストレージは64GBがなくなり、128GBから1TBの4種にな ったが、全体的に価格水準が下がり、割安感が増している。

<iPad Pro(2018)の価格例>
●11インチ(Wi-Fi / 256GB)11万5344円
●12.9インチ(Wi-Fi / 256GB)13万9104円

<iPad Pro(2020)の価格例>
●11インチ(Wi-Fi / 256GB)10万5380円
●12.9インチ(Wi-Fi / 256GB)12万7380円

※2018は消費税8%、2020は消費税10%での実勢価格

 

2. 作品作りに使えるアプリが充実

近年のAppストアでは、音楽やイラスト、写真、映像などのアプリが続々と登場。手軽に使える無料アプリから、プロが仕事で使う本格機能を備えた有料アプリまで、選択肢が豊富で、用途に合わせて選べる環境が整っている。

 

3. ARをはじめ先進機能を体験できる

新たに搭載されたLiDARスキャナは、屋内外で周辺の対象物を高速かつ高精度に検知し、ARの精度を高めるもの。これによりさらにリアルなAR体験が可能になった。ARは幅広い分野に浸透しつつあり、新たな体験ができるデバイスという魅力も備える。

 

4. USB-C端子搭載で拡張性も十分

外部機器との接続などに使うインターフェイスとして、汎用性の高いUSB-C端子を搭載。メディアリーダーやHDMI出力ケーブルといった趣味に役立つアクセサリーや、モバイルバッテリーなどを柔軟に選べるようになっている。

 

■西田さんが推薦!仕事にも趣味にも役立つアプリ6選

iPadをはじめとするタブレットは、アプリを使ってこそ、その性能や使い勝手が実感できるもの。そこで新iPad Proの良さを引き出せるアプリを、西田さんにピックアップしてもらった。

1. ローカルでもネットワーク上でもファイルに簡単アクセス

「FileBrowserGO」(無料 ※App内課金あり)

機能が充実した有料版もありますので、用途に合わせて選ぶといいでしょう(西田さん)

ネットワークドライブ、いわゆるNASへの接続やクラウドサーバーなどのファイルを参照できるアプリ。見やすいUIで写真などのデータも管理しやすい。

2. リビングに多彩な3D地図模型が出現!

「AR地図模型」(無料 ※App内課金あり)

ARの面白さを手軽に体験できるアプリです(西田さん)

国土地理院の地図を中心に、多彩な地図データを地形模型としたARで閲覧可能。目の前に山や東京の地下鉄路線図が現れ、形状やルートなどをさまざまな角度からチェックできる。

3. ニュースからアニメまで多彩なコンテンツを満喫

「ABEMA」(無料 ※App内課金あり)

外出先でもニュースなどを手軽にチェックできて便利です(西田さん)

24時間放送のニュースのほか、オリジナルのドラマや恋愛リアリティーショー、アニメ、スポーツなど、多彩なコンテンツを揃えるインターネットTVサービスのアプリ。

4. アナログとデジタルの利点を兼ね備えた手書きツール

「Note Always」(1840円)

アナログとデジタルの長所をバランス良く取り入れています(西田さん)

Apple Pencilでの利用を前提とした手書きノートアプリ。文字やイラストなどの回転、サイズ変更、色変更などがタッチ操作で簡単にでき、付箋や写真を加えるアレンジも柔軟にできる。

5. 組み立てたオリジナル建築をテーブル上で再現

「Minecraft Earth」無料(App内課金あり)

iPadなら探索などの操作も快適です(西田さん)

ブロックで建物を組み立てたり、ランダムに生成された世界を冒険したりできるゲームのAR対応バージョン。建築物を目の前のテーブル上に表示させながら組み立てたり、現実世界と重ね合わせながら冒険できる。

6. 世界中で話題の映画やドラマを幅広く用意

「NetFlix」(無料 ※App内課金あり)

自宅で気軽に映像を視聴できるのもiPadの魅力。話題の映画作品などをチェックするにも便利です(西田さん)

世界中で話題のドラマや映画、ドキュメンタリー、コメディなどをストリーミングで視聴できる。オリジナル作品や独占配信作品も充実している。

 

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※2020年5月6日発売「GoodsPress」6.7月合併号掲載記事をもとに構成しています

取材・文/高橋智 写真/湯浅立志<Y2>


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