デジタルクレデンシャル専業スタートアップのLasTrust株式会社が、紙の保証書をデジタル化できる「ブロックチェーン製品保証書」の技術提供を開始。
同社によるブロックチェーン証明SaaS「CloudCerts®」を活用し、従来の保証書記入・保管における課題を解決する。
技術の概要
今回の「ブロックチェーン製品保証書」では、昨年8月にローンチされていた「CloudCerts®」を活用。これにより、製品のオーナー情報や購入日、あるいは保証期限などの内容をマシンリーダブルな形で電子化する。
そして、前述の内容をブロックチェーン上に記録することで、偽造や改ざんが不可能な電子製品保証書として残す。ワンタップで内容を自動検証可能としたほか、ユーザーのアカウントと紐づけることで再発行もオンラインで完結するため、保証書の再発送コストを削減できる。
従来の課題を解決
現在の紙ベースの製品保証書においては、保証書の記入と保管が必要とされている。ただし、盗難や紛失の際に記載が満欄になるなど、紙に特有の課題もあった。
特に車やオートバイなどの高額商品の場合、製品保証書の管理コストがかさむことに加え、オーナーの移転履歴の管理・検証が難しいことなどがネックになっていたという。
このような課題を、ブロックチェーン技術をベースにした「CloudCerts®」が解決。製品の価値を正確に可視化することによって、単なる保証書のデジタル化にとどまらず、それぞれの製品に新たな付加価値を生むことも可能としている。
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/125802
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:早川あさひ
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