Adobeが、新型コロナウイルスの影響で厳しい状況におかれたクリエイターの創作活動を支援するため、1億円(100万米ドル)のAdobe Creative Residency Community Fundを立ち上げたことを発表した。
内容に応じて5〜50万円のサポート
Creative Residency Community Fund は、クリエイターから申請されたプロジェクトの企画内容やクリエイティブのスキルに応じたサポートで、個人の創作活動に対してのサポートである「クリエイティブプロジェクト」と、会社のニーズやタイミング、個人のスキルや強みに応じてプロジェクトとのマッチングを行い制作活動のサポートを行う「アドビ委託プロジェクト」の2種類が用意されている。どちらのプロジェクトも選定された場合は5〜50万円の間でのCommunity Fundを受け取ることができる。
さらに、Creative Cloudの1年間の無償ライセンスやキャリアガイダンスのワークショップなど追加サポートも受けることが可能になる。
様々なジャンルのクリエイターの応募が可能
様々なジャンルのビジュアルクリエイターからの申請を募集しているが、特にフォーカスされているのは、ビデオ、写真、グラフィックデザイン、イラスト、3D、モーションデザイン、プロダクト、UI/UXデザインの分野。
世界中から応募することが可能ではあるものの、応募するには、18歳以上であることと、ビジュアル制作ができる必要がある。申請スケジュールは、2020年6月以降3か月ごとに申請を締切り、選考期間を経て、随時結果を候補者に連絡されるとのこと。
2015年より、キャリアをスタートさせたばかりのクリエイティブプロフェッショナル向けの支援を行なってきたAdobe。同ファンドもその一環だというが、今回の取り組みにより苦しい立場に置かれているクリエイターらにとっては、金銭面のサポートになるだけでなく、モチベーションやクリエイティビティの面からも大きな支援になるのではないだろうか。
- Original:https://techable.jp/archives/126620
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:kawaguchiasuka
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