イグニション・ポイント株式会社(以下、「イグニション・ポイント」)は、AIサービスロボット「Cruzr(クルーザー)」をベースにした日本国内向け対疫病モデルの実証実験を開始。医療スタッフの負担軽減などを目的として、医療機関における来院者の検温や誘導を行う。
前述のロボットは、中国のUBTECH Robotics(以下、「UBTECH社」)が開発したもの。今後も、世界中のサービスロボットメーカーと提携し、ロボティクス事業の強化を進める。
実証実験の概要
イグニション・ポイントは、同社のロボティクス事業の第一弾として、UBTECH社によるAIサービスロボット「Cruzr」の対疫病モデルを活用する。
新型コロナウイルスへの対応に追われる医療機関を支援すべく、来院者の検温や誘導を可能とするシステムを開発。そして今回、麻生総合病院(神奈川県川崎市)の協力にもとづいて実証実験をスタートした。
実験場所は同病院の本館入口付近で、期間は本日から2週間程度を予定(延長の可能性あり)。主な実験内容として、来院者の検温や誘導などを実施していく。
ロボティクス事業を本格化
少子高齢化に伴って労働効率化が求められる中、AI技術の発展や部品価格の下落により、ロボティクスへのニーズが拡大。
そのような状況を踏まえ、イグニション・ポイントはロボティクス分野に参入。企画開発から導入、そしてアフターサービスまでをトータルで支援するプラットフォーマーとしてサービス提供を行う。
今後は世界中のメーカーと提携し、ASEAN全域におけるサービスロボットのローカライズや、分野別のアプリケーション開発なども進めるとのことだ。
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/126838
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:早川あさひ
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